デンタルと血液検査の結果

初めての救急病院　その2　診察と帰宅編　

初めての救急病院　その1　誰も理解してくれない編　

血液検査　採血編

 

デンタル前日朝にVet（動物病院）からメッセージが届き、

「今日の夜の9時以降は食べ物を与えないで。デンタル当日の朝6時以降は水も飲ませないでください」

ネコちゃんの予約は朝の9時で16時にお迎え。

12時間食べ物を食べられないのね・・・。凶暴化する！

案の定、朝6時頃には泣き喚き、まだ寝ている私のお腹にジャンプするわ足を嚙むわ・・・。

ごめんねーごめんよぉーどうすることも出来ないよね。

朝9時に先生にネコちゃんを渡して先生が「もし歯を抜くような場合とか何かあった場合は連絡します。」

 

13時頃に病院からメッセージが届き「ネコちゃんの経過は良好です。時間通り16時に迎えに来てください」と。

抜歯しなかったんだ！！はぁ良かった！

歯を抜くとなると麻酔切れた後も痛いし何も食べられないよね。

16時に迎えに行って歯の状態と血液検査の結果を聞く。

 

ネコちゃんの歯は前歯に大きなポケットがあったという。何もしないでほっといたら抜けていたとな。

あとは特に大丈夫だという。

歯磨きが出来ないのであればDental Treats（デンタルトリーツ）と言う歯磨きビスケットを

1日6、7粒与えれば良いらしい。

血液結果のプリントを見ながら先生曰く「ここ（Anion Gap）とここ(Urea)、腎臓に関するところですが数値が若干標準より高いです。

通常腎臓に問題がある場合、Urea（尿）とCreatinine（クレアチン）を一緒にみるのですが、クレアチンの数値はごく標準なんです。

他はTriglyceride(中性脂肪)が若干高いだけで問題ないです。でも、やはり心配なのは尿の数値。

SDMA検査っていう腎臓の検査があるんですがそれ受けてみますか？」と聞く。

受けますよ受けます！早期発見できることにこしたことはない。

 

先生が「初期の場合、腎臓機能が低下したからって直ぐにどうこうはないです。

食事制限（kidney diet）など気をつけた生活していれば長生きできますから。大切なことは早期発見です。」

腎臓病にならないように腎臓病用のご飯に今から変えたほうが良いの？と聞くと、

腎臓病用フードはたんぱく質がほとんどない食べ物なので何も問題ない状態の早い段階で食事を腎臓病用に変えてしまうと

筋肉が作られなくなって良くないから早めの食事制限はおすすめしないそうだ。

それにそもそもうちのネコちゃんはまだ腎臓病かどうかも分からないし。

うちのネコちゃん、飲み水の量は1日（100ml-150ml）で尿の量（３、4回でゴルフボールくらい）だから

本当に腎臓機能低下してても初期段階に足をつっこんだくらいらしいし。本当にそうだといいけれど。

 

血液検査結果の数値をネットで調べるもやはり日本とこっちじゃ数値の単位が違って分からない。

Anion Gap    +21 mmol/L  (4-17) 

Urea            +10.8 mmol/L (3.0-10.0)

Creatinine     139 umol/L (40-190)

Triglyceride  +1.2 mmol/L (0.1-0.6)

検査項目はもっともっとあったけど、うちのネコちゃんが先生に指摘されたのは上の４つだけ。

 

友人のネコちゃん腎臓が悪くなっていたの気づかなく、気づいた時には余命知らされるくらいだったな・・・。

自宅で点滴するのに手伝いしたっけ。あれは、キツイし辛かったな。

丁度2年前その余命よりもかなり早く逝っちゃった。

あの時の悲しみは本当に嫌だった。私がその子の第二のママって感じだったから本当に悲しくて悲しくて思い出すと泣ける。

友人は今でも自分を責めてる。病気が分かってから彼女なりに彼女のネコちゃんに色々したけど、

たぶん早期発見できてたとしても自分を責めるんだろうな。

私もそうになると思う。でも精一杯の事はしたい。いや、する。

 

歯をキレイにしてもらって帰宅するとキャリーケージを開けたとたん飛び出しベッド下へ隠れる。

そう、そんなに怖い思いしたんだね。ごめんね。夕べから何も食べられず怖い思いさせてごめんね。

今日のネコちゃんの夕食はチキンを茹でたのをあげて下さいと言うことなのであげると凄く沢山食べた。

食べづらそうだったけど沢山食べてくれて嬉しかった。

翌、翌日からは普通にドライフードを食べるようになった。

驚いたことにネコちゃんの口臭が全くなくなったし舐められたり嚙まれたりしたところも臭くない！

13年間歯磨きしなかったもんね。口臭があっても大好きなネコちゃんだったけどさ。

Vetからデンタル翌日朝にメッセージがきて「ネコちゃんの様子はどうですか？もし何かあったら直ぐに病院に来てください」との事。

フォローアップもちゃんとしていて良い感じ。

ちなみにデンタル（365ドル）＋SDMA検査（103ドル）469ドルだけど病院の会員なので240ドル（約2万円）でした。

 

次回は　SDMAの結果へつづく