そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

東博所蔵品(2)愛染明王坐像

2014-06-17 | Weblog
愛染明王は、人間の本能である煩悩・愛欲を向上心に変換して衆生をして仏道を歩ませる功徳を持つとされます。重要文化財であるこの像は、13~14世紀の作とされ、赤い肌をして頭上に獅子の冠を頂き、一面三目六臂の姿で、蓮の花の上に結跏趺坐で坐っています。 愛染の「愛」は本来「悟りを愛する」という意味ですが、民間では「愛」の字があることから恋愛、縁結びなどをつかさどる仏として古くから信仰されており、また「愛 . . . 本文を読む