書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

莱子侯刻石(AD16)

2006-05-17 08:35:12 | Weblog
古隷から八分に移行する過渡期のものだが、
素朴な力強い筆勢の中に奥深い雅かな味合いを見る。
この時期の書の中で、私が一番好きな刻石である。
この時期の篆書と隷書の中間的な書体を「古隷」とも「草篆」とも呼ぶ。