書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

篆書 秦公?(き)銘文

2006-05-08 11:04:14 | Weblog

秦代に作られた珍しい青銅器がある。
食器の一つであるが銘文が名高い。
内容は秦国臣民の団結を促すものだが、
用いられている文字は自由奔放、
伸び伸びとしているが何処かに風格を感じる。
この食器の文字で画期的なのは、
もしかしたら、この文字を描いた方法が印刷の起源かも知れないのだ。
書かれた文字の12種の文字は同じ文字が二度使われているが、
その文字は大きさから字画から全く同じ文字なのだ。
即ち、現代の活字の様なものを用いたと推測されるのだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿