書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

百人一首 在原業平朝臣

2010-05-31 09:13:46 | Weblog
ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは

在原業平(825~880)
平城天皇の孫、在原行平の弟。六歌仙・三十六歌仙のひとり。
絶世の美男で数多くの女性と恋遍歴を重ねたと言う。
「伊勢物語」の主人公のモデルとされるが、
将来は天皇の后と約されている藤原高子との恋、
そして、伊勢大神に仕える神聖な女性の象徴ともされる伊勢斎宮との恋、
おおらかな時代とは言え、これらの禁忌の恋には大胆さだけとは言えない背景を感じる。
薬子の変による平城天皇の失脚に因する葛藤もあったのだろうか。
この歌は二条后(藤原高子)に招かれた際に作ったとされる。

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