書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

蔡襄・顔真卿自書告身跋(1059)

2006-09-11 07:24:51 | Weblog

顔真卿自書告身の後ろに蔡襄が書いた跋である。
跋とは「俺は此れを見たぞ」という記録なのだが、
これがまた大変な代物なのだ。
例えば、
この「顔真卿自書告身跋」であるが、
私淑する顔真卿の為に蔡襄が書いたもので、
顔真卿の書に関する所見を知る上で貴重であるが、
蔡襄そのものの書風、考え方などを知る上でも貴重な資料なのだ。

この跋などは一見顔真卿の書と見紛う程顔真卿流だ。
敬意を表したのであろう。

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