今日は出荷のない日だったのだが、昨晩、妹より義父が亡くなったとの連絡があり、本日がお通夜で明日本葬とのことなので急きょみんなに連絡して前倒しで出荷することにした。
11時頃出荷作業は終わり。午後からは浜畑に薬散して、泉1に60分灌水。16時ごろにひと風呂浴びて、明日バタバタしなくていいように役場に嫁と県議選の不在者投票に初めて行った。17時半に家を出てありま斎場へ。約一時間。妹婿は僕の一学年下だが親戚にじゃが農家の同級生がいて、久しぶりに話した。
やはり早掘り馬鈴薯は減って玉ねぎへと変わってきているそうだ。玉ねぎの相場が良かったこともあるが、本当のところは早掘りが安すぎるという点にあるらしい。マルチの上にトンネルをしたうえ開閉の手間はかかって収量はあがらない。減って当たり前だ。これは単純に小売りが悪い。採算がとれないのだから作物を変えるか普通作の馬鈴薯にするかの選択肢しかない。
何もかも価格を平準化してしまうとこのように採算が合わない部分はやめざるを得ない。それなら価格があがってくれればまた作ってくれるのかというともう遅い。玉ねぎに換えた人はこっちの方が栽培が楽なのでもうもどれない。普通の露地栽培にした人も手間を嫌がってこれまたやめてしまう。
とにかく過疎で高齢化なのだ。現にじゃが拾いのパートさんを探すのも今では大変らしい。何でも適正価格というものがあるのに安売りばかりでは作る人もいなくなり、そして今度は働く人もいなくなる。もうとにかく田舎ではいったんなくなると復活しない。儲かればやる人がいるだろうというと現代はそう甘くはないのだ。
何でも継続しているから何とかなっているということを理解しておかないといかんのだ。
明日は葬式だ。また妹の悲しい顔を見なければならないが仕方ない。人間は借りた時間を生きているのだから。
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