今回は少し軍事から離れて #乗り物のニュース
新しいタイプの船の話題からです
世界初の電動タンカー
川崎重工業は 世界初の電動タンカーに
搭載されるバッテリー推進システムを受注した
温室効果ガスを出さないため、従来の重油動力源
の船舶と比べて大幅に環境負荷を低減できる。
旭タンカー(東京)が発注し、興亜産業と
井村造船(徳島県小松島市)が2隻を建造する。
1隻目の完成は令和4年3月の予定/時事
電気推進式の艦船なら すでに1万tクラスの
統合電気推進方式の砕氷艦しらせがあるので
なぜ約500tのタンカーに騒ぐのかといえば
モータで発電しながら進むのではなく
あらかじめ充電したバッテリーによって
推進する船だからです
これはいわばプラモのモータライズの
1/1スケールの本物版ともいえるわけです
旭タンカーから詳しい説明があります
ので抜粋しておきます
世界初のゼロエミッション電気推進タンカー
大容量バッテリー推進システム
(当社所掌の主要構成機器搭載イメージ)
川崎重工は、旭タンカー株式会社発注の
世界初のゼロエミッション電気推進タンカー
(2隻)に搭載される、内航船向け大容量
バッテリー推進システムを受注しました。
本システムは、大容量リチウムイオン
バッテリーや、推進制御装置、
電力管理装置などから構成されています。
当社の高いシステムインテグレーション力を
活かした構成により、主推進機や他機器へ
効率よく動力・電力供給することが可能です。
また、大容量リチウムイオンバッテリーを
含めたシステム全体の異常監視機能・保護機能を
有しています。
さらに、発電機事業で培った電力系統に
関する知見により、大規模自然災害時には
緊急用電源※2としても利用が可能であるため
、地域社会のBCP(事業継続計画)やLCP
(生活継続計画)にも貢献できます。
完全電池推進船は、運航時における
二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、
硫黄酸化物(SOx)、粒子状物質(PM)の
排出量を大幅に削減可能です。
管理者の想像なんですが 今後は洋上に
太陽光発電や波力発電の無人プラントを浮かべて
そこに こうしたバッテリー船が充電しにいって
航海を続けるなんてこともあり得るかもしれませんね
もう一つ 川崎に関する話題です
カワサキ】オートバイ部門を分社化
新型コロナウイルスの影響で、海外での
販売が伸び悩んでいるオートバイ部門などを、
本社から切り離して分社化する、大がかりな
組織再編に踏み切ることになった
発表によりますと、オートバイを製造・
販売する部門と新幹線や電車の車両の
製造を手がける部門を、本社から
切り離して分社化する方針
コロナ禍で東南アジア地域での
バイク売り上げ落ち込み
いずれの部門も業績が低迷していることから、
分社化で意思決定を速め、立て直しを急ぐ
特にオートバイ部門は新型コロナウイルスの
影響で、東南アジアで販売が落ち込み、
20年度営業損益は約50億円の赤字に陥る見通しだ
川崎重工は、このほか中国勢などと
厳しい競争に直面している造船部門を
プラント部門に統合する方針も明らかにした。
カワサキのオートバイはグリーンモンスター
の異名で根強いマニアがいますが
このように組織内の再編成が急務のようです
武漢ウィルスで 航空業界も大変ですが
造船も波が高い状況が続きそうです
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