今回は少し前にあった米海軍の研究施設に
対する中国による大規模なハッカー事件を見ます
しかも 今回は米海軍の最新軍事情報を盗まれた
可能性があり大きな問題となっています
ハッカー正規軍による犯行
広東省を拠点に活動する中国国家安全部の
ハッカーらによって ニューポートの
Naval Undersea Warfare Centerで働く
請負業者を標的にしたハッキングがあったと
米国務省より発表があった
このセンターは、潜水艦や水中兵器の研究開発を
行っており ハッカーは1月と2月に同センターの
請負業者のコンピュータに侵入した
盗まれたデータには、2020年までに米国が
潜水艦用の超音速対地ミサイルを開発する
シードラゴンプロジェクトに関する秘密情報や
暗号システム、海軍の潜水艦開発ユニットの
電子戦ライブラリーなどが含まれていた。
ワシントンポストより一部抜粋
謎の計画 シードラゴン
ハックされたNUWCは1992年設立の新しい施設で
主に潜水艦用の新型兵装の研究をしていました
今回のハッキングで盗まれたのは614ギガバイトの
データで、センサー、潜水艦暗号システムの他に
ほとんど知られていない シードラゴン/Sea Dragon計画に
関連する情報を含んでいるとのことです
引用したワシントンポストでは米国政府の要請で
シードラゴンに関して 詳しく書くことを控えた
ようですが 気になりますなぁ
新兵器でも積極的に公開する米軍でも(例えばレールガンなど)
この計画はほとんど漏れてきません
(ちなみに SeaDragon USnavy でググると
MH-53Eが大量ヒットしてしまいますよw)
不確実な断片的情報を並べると次のようになります
Sea Dragonプロジェクト
●国防総省によって2012年よりスタートした
●既存兵器プラットフォームと兵器システムの
統合により「破壊的な攻撃力」を導入する
●ペンタゴンは2015年後半からこのプロジェクトに
3億ドル以上を要求した
●9月までに水中試験を開始する予定
超音速対地攻撃ミサイルの可能性
これはトライデントの画像
ワシントンポストには超音速対地ミサイルと
一言だけ書かれてれています
そうだとすれば 確かに強力です
米海軍の潜水艦にはSLBMが搭載されていますが
核兵器はそうそう使用できません
実際 オハイオ級は改造されてトマホーク
運用潜水艦化しており 一隻で154発も積んでいます
通常兵器は潜水艦発射型のトマホークや
UGM-84ハープーン/サーモバリック弾頭
を持っていますが いずれも亜音速ですし
ハープーンは元々が対艦ミサイルですから
対地は得意とはいえません
ですから水中発射式の超音速対地攻撃ミサイルが
あれば南シナ海で増強を続ける 中国側の
要塞人工島攻撃にも有利になるでしょう
逆に言えば 中国にとっては非常な脅威です
ゆえにハッキングという強硬手段に出たともいえます
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