南京事件については「あった」と考えてきた。
石射猪太郎の「外交官の一生」に、南京アトロシティの噂を耳にして憂うくだりがあったりした。
中高時代には「人間の条件」が一世風靡しており、私も読み、映画も見た。
戦争とは、これほど恐ろしいものかが染みついている。
学校からの映画鑑賞は「二十四の瞳」「ひめゆりの塔」であった。
ひめゆりのときは、飛行機の爆音がすると、爆弾が落ちてくるのではないかと、しばらく怖かった。
学者さんの書物は取っ付きやすいとは言い難く、20年以上は積読にしてあった。
今さら、なぜ手にしたのか。
昨年、テレビで南京事件のドキュメントを放映したらしく、Twitter界では、しきりに話題になっていた。たしかそのときのプロヂューサーだか監督は、報道関係の賞をもらったと聞く。
それで読もうと決心したのである。
何日もかけて読み、これ一冊読めば、「なかった」とは、とても言えない、と思った。
なかったと言う人は「そんなもの調べりゃ分かることです」と。
タカ派の元議員で日本会議の会員である。でも、決して調べようとはしていない。
せっかく読んだのだから、要約したいところだが、この中身の濃い書物を簡単には要約できない。
付箋も、このように、いっぱいくっつけてあり、ここを抜き書きするだけでも大変である。体力もない。
上の写真は、下記書物から。
南京攻略で、内地では提灯行列をして祝ったという。
上記写真は、この書物から。
「南京事件」のあとがきから
日本が満洲事変いらい十数年にわたって中国を侵略し、南京事件をふくめ中国国民に多大の苦痛と損害を与えたのは、厳たる歴史的事実である、それにもかかわらず、中国は第二次大戦終結後、百万を越える敗戦の日本兵と在留邦人にあえて報復せず、故国への引き揚げを許した。昭和四十七年の日中国交回復に際し、日本側が予期していた賠償も要求しなかった。当時を知る日本人なら、この二つの負い目を決して忘れていないはずである。
それを失念してか、第一次史料を改竄してまで「南京”大虐殺”はなかった」と言い張り、中国政府が堅持する「三十万人」や「四十万人」という象徴的数字をあげつらう心ない人々がいる。もしアメリカの反日団体が日本の教科書に出ている原爆の死者数(実数は今でも不明だが)が「多すぎる」とか「まぼろし」だとキャンペーンを始めたら、被害者は、どう感じるだろうか。(あとがき引用ここまで)
実際、私でさえ生まれるまえのこと、私たちに責任はない。
しかし、過去をしっかり踏まえてこそ、未来があるのだと思う。
こういう立場に置かれたら、私はどうするだろう?
殺すか殺されるか、どっちかだ。私だって頑張ってしまうかもしれない!
そして、勲章をもらったりするーーー
だから、そういう世の中にならないように願っているだけだ。
現在、用心しなければならないのは、Wikiの{南京事件」の項目のうち、参考文献に『小説』はあるが、ドキュメントやノンフィクションは一冊も載っていないのである。
こうして目に見えないかたちで、私たちの目をそらせ、曇らせようとしている人たちが多くなっていることだ。
石射猪太郎の「外交官の一生」に、南京アトロシティの噂を耳にして憂うくだりがあったりした。
中高時代には「人間の条件」が一世風靡しており、私も読み、映画も見た。
戦争とは、これほど恐ろしいものかが染みついている。
学校からの映画鑑賞は「二十四の瞳」「ひめゆりの塔」であった。
ひめゆりのときは、飛行機の爆音がすると、爆弾が落ちてくるのではないかと、しばらく怖かった。
学者さんの書物は取っ付きやすいとは言い難く、20年以上は積読にしてあった。
今さら、なぜ手にしたのか。
昨年、テレビで南京事件のドキュメントを放映したらしく、Twitter界では、しきりに話題になっていた。たしかそのときのプロヂューサーだか監督は、報道関係の賞をもらったと聞く。
それで読もうと決心したのである。
何日もかけて読み、これ一冊読めば、「なかった」とは、とても言えない、と思った。
なかったと言う人は「そんなもの調べりゃ分かることです」と。
タカ派の元議員で日本会議の会員である。でも、決して調べようとはしていない。
せっかく読んだのだから、要約したいところだが、この中身の濃い書物を簡単には要約できない。
付箋も、このように、いっぱいくっつけてあり、ここを抜き書きするだけでも大変である。体力もない。
上の写真は、下記書物から。
南京攻略で、内地では提灯行列をして祝ったという。
上記写真は、この書物から。
「南京事件」のあとがきから
日本が満洲事変いらい十数年にわたって中国を侵略し、南京事件をふくめ中国国民に多大の苦痛と損害を与えたのは、厳たる歴史的事実である、それにもかかわらず、中国は第二次大戦終結後、百万を越える敗戦の日本兵と在留邦人にあえて報復せず、故国への引き揚げを許した。昭和四十七年の日中国交回復に際し、日本側が予期していた賠償も要求しなかった。当時を知る日本人なら、この二つの負い目を決して忘れていないはずである。
それを失念してか、第一次史料を改竄してまで「南京”大虐殺”はなかった」と言い張り、中国政府が堅持する「三十万人」や「四十万人」という象徴的数字をあげつらう心ない人々がいる。もしアメリカの反日団体が日本の教科書に出ている原爆の死者数(実数は今でも不明だが)が「多すぎる」とか「まぼろし」だとキャンペーンを始めたら、被害者は、どう感じるだろうか。(あとがき引用ここまで)
実際、私でさえ生まれるまえのこと、私たちに責任はない。
しかし、過去をしっかり踏まえてこそ、未来があるのだと思う。
こういう立場に置かれたら、私はどうするだろう?
殺すか殺されるか、どっちかだ。私だって頑張ってしまうかもしれない!
そして、勲章をもらったりするーーー
だから、そういう世の中にならないように願っているだけだ。
現在、用心しなければならないのは、Wikiの{南京事件」の項目のうち、参考文献に『小説』はあるが、ドキュメントやノンフィクションは一冊も載っていないのである。
こうして目に見えないかたちで、私たちの目をそらせ、曇らせようとしている人たちが多くなっていることだ。
「南京事件」できれば思い出したくない事件です。
あの時代は今思えば異常な時代だったんだと思います。
そんな簡単な言葉で片付けてはいけないと分かっていますが。
2度と再びあんな時代には戻って欲しくないですね。
仰るとおりです。
昨年は、南京攻略の日を忘れていましたから。
確かに、異常な時代だったと思います。
でも、いまそこにある危機ーー
日本会議は?
陰湿で堅実に進められつつある右傾化。
まだ大丈夫だと?
私のはやとちりであることを願っています。
おはようございます。
南京事件があったのかなかったのかは自身分かりません。うかつなことは言えませんが、韓国も中国も恨の国だと思います。日本を敵として政治が進められてきました。その点で韓国、中国は間違っていると思います。
日本も間違っていると思います。
ドイツの敗戦処理は元大統領ワイツゼッカーさんの演説に見られるように「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」が基本だと思います。少しは日本の政治家にも見習ってもらいたいと思います。
仰るとおり、戦後処理の在り方は、ドイツと日本で大いに違います。
だからこそ、いつまでも言われるわけで、朝鮮半島は長いあいだ植民地にされ、中国は全土を荒らされました。
今までは、日本が平和憲法を尊重してきたからこそ、向こうも親日的でした。
軍備を整えるなとは言いませんが、
かの国の人たちは、ほんとは日本がとても怖いのです。イジメられた子は、イジメた子のことを忘れません。
また、親は子どもが悪いことをしても、あなたは、そんなことしてないわよねーと言いますか、悪いことを認めさせ、謝らせるーーそれが本当の愛情だし、愛国心だと思います。
かく言う私も、習政権は嫌いです。
でも、いま中国と戦争して勝てると思います?
都合の悪い過去を見ないで、嫌韓嫌中するより、となり近所と仲良くすることだと思います。
浅はかな現政権の思うツボではありませんか。
返信が遅くなりまして、すみません。