阪急梅田百貨店の前のアーケードの下にクリスマスの大きなベルの形のシャンデリアが吊るされ、もう2022年が終わります。
ここ数年毎度ですがいろいろと気持ちが落ち着けないことがあったりと、「もう12月!?」な景色の移り変わりに心が追いつきません。
ロシアのウクライナ侵攻や、コロナウイルス流行やら、安倍首相の銃撃事件やらで世の中不安なこともありましたが、サッカーW杯でドイツとスペインを破って1次リーグを首位で通過したのは、サッカーに詳しくなくとも目尻に涙が浮かぶほどの感動をした、そんな年の瀬です。
この一年は仕事で南大阪に通いながら、週一回はライブや舞台、ギャラリーや美術館へ寄ったりと、大阪での生活もだいぶ慣れました。
8月の末に大阪中之島美術館で、日本では画家としてよりもオピニオンリーダーな感じがする岡本太郎の初期からの作品がまとめられた『展覧会 岡本太郎』を観覧。写真でしか見るチャンスのなかった多くの作品をたくさんの行列に取り込まれながらの岡本太郎は、「芸術は爆発だ」「美しくあってはならない」という有名なスローガンから期待したよりも意外と同じようなモチーフの作品が多い。また岡本太郎の等身大レプリカが展示会場出口においてあったものの、それがあまりにも小柄過ぎるからか、観覧を終えた人全てが岡本太郎と気がつかず通り過ぎていくのに大変びっくりしました。
せっかくなので記念撮影をしてみました。天才かつ並外れた人間の模範たるべき芸術家といったメディアでの印象が強かったのに誰にも気づかれないレプリカの岡本太郎とはなんなんだ!? と、にらめっこします。