ミンクスのオープニング、ピアノソロもすばらしく、とくいの古典ハイドンもいい演奏だったと思います。
ソリストの人気もあって、会場には音楽祭始まって以来の760人が詰めかけてくださいました。
大成功と言っていいでしょうね。
特にハイドンは久しぶりにミンクスらしい時代の曲ができて幸せいっぱいというところです。
その他の団員関連の演奏会もそれぞれにすばらしいものでした。
http://kura-azalea.sakura.ne.jp/komento/komento13.html
私の演奏会も無事に終わりました。
何と会場いっぱいの方々が詰めかけてくださり、後ろには立ち見も。300人はいるホールですから大変な数です。
ありがたい。
実はこの日は泊の婦人会は旅行の予定だったそうです。
これを聞いた時はちょっと真っ青。何しろ一番たよりにしている人たちですから、、これを聞いて、今年はガラガラの客席で演奏することになるかも、と思っていましたが、なんと、K林さんが町内を一軒一軒回って、先生のコンサートに行かないなんてとんでもない。日にちを変えようと、言ってくださったそうです。皆も、、喜んで、、、(と聞きましたが)そうしよう。あんた大いばりで先生のところへいって日にちを変えたといってきない。
といってくれたそうです。
泊の村の(今は湯梨浜町ですが)絆の深さを思い知らされました。いいところで医者をやってきたものだと、改めて感じる出来事でしたが、実は松崎の婦人会の方々も同行することになっていたので、こちらも予定を変えてくださったとか。知らない方々にも大変なお心遣いを頂きました。
親戚一同。特にいとこ、おば、はチケットをさばくだけでなく、この日にあわせて遠くは新潟からまで集まって前日から大騒ぎをしていました。
本当にいろいろな方々に支えられての音楽会の成功。
私の力ではなく、周りの人たち、家内をはじめとする家族、親戚、そして14代にわたってこの地で医師として皆の健康を守ってきたご先祖様のおかげ、、、そして音楽会を企画運営してくださったアザレアのスタッフの方々。
言い出すときりがないくらいの大勢の方々に支えられてのリサイタルでした。
演奏は、、私としては、大満足、と言わせてください。
スプリングも自分が思い描いていた骨格は表現できたと思いますし、ロンドカプリチオーソ、本番でやっとほとんどミスなく弾くことができました。
にしても、あの演奏にぴったりつけながら美しい音と不動の音楽を作り上げられるピアノの蓼沼先生の力量にはただただ、敬服、あきれるほどすばらしい。
今年はシューベルトの即興曲を弾いてくださいましたが、急遽お願いしたので、前の週の練習でも、いったい何を弾こうかしらとおっしゃってたのですが、蓼沼先生くらいになるとどんな曲でもまるで引き出しから取り出すような容易さで弾いてしまわれる。これが超一流の演奏家というものですね。
ロンカプの一番最後、むちゃくちゃ早いパッセージ。一応たいしたミスなく(もちろん余裕を持って弾くにはほど遠いのですが)最後の最高音(何とこの音は、指板を超して宙ぶらりんのところを押さえて出すくらい高いのです)もうまく決まって、わき上がる拍手の中で録音をよく聞くと、女性の方が、“すごーい”といってくださってるのと、その後多くの方々のウーンともオーともとれない声がわき上がるのが聞こえてきます。こういうのは一番うれしいですね。うそ偽りのない本当の感動の表現ですから。どこのどなたか分かりませんが本当にありがとうございます。まちがっても、いえあれは、ひどーい、と言ったんで、聞き間違いですよなどと言うご連絡はなさいませんように。