ミンクス室内オーケストラ

1986年に結成されました。常任指揮者に、松岡究氏を迎えモーツアルト、ベートーベンなどの古典を中心に演奏しています。

オペラ「アマールと夜の訪問者」(メノッティ)公演

2005-02-14 13:06:55 | 演奏会のご案内

2005.12.23  14:00~  18:00~ 
オペラ「アマールと夜の訪問者」(メノッティ)公演(2回公演)

会場/カウベルホール(鳥取県東伯郡琴浦町)
指揮/松岡 究
演出/中村敬一
出演/鳥取オペラ協会会員よりオーディションにて決定
(一部ダブル・キャスト)

をやるそうです。 
て人事みたいに。 ミンクスで、うちのことじゃん。
福井のあと2ヶ月もない。 どうやって練習する????のかなー。

メノッティ? 知らん。  

西岡先生が鳥取県で初めてやられたオペラ ”電話”? 20年近く前になるけどよく覚えている。いい演奏だったな。 あれの作曲者かー 西岡先生が共演者のきれいな女の人を抱きしめる演出に、ナレーターの奥様が 演出者を恨むとユーモアたっぷりの挨拶をされたっけ。 あれ以来、オペラではすき物の伯爵とか、山猫博士とかがはまり役になったなー。

結構有名らしい。 私みたいなオペラに疎い人間を副会長なんかにしたらいかんよねー。

クリスマスの時期にはふさわしい とてもかわいいオペラです。

キリスト誕生のときお祝いにかけつる途中の三人の東方の王様が途中で寒さにくじけて、
小さなあばら家に立ち寄ります。

そこには足の不自由な男の子と、お母さん。
貧乏でもう食べるものもないけど、無邪気な空想好きの男の子アマール。
お母さんはけなげに女でひとつで一生懸命育てますが、

お金に困って羊は売ってしまったし、
ミルクをくれていた黒いヤギは年をとって死んでしまった。 
もう明日食べるものもないんだよ、、、、

いいよおかあさんなかないで 僕はジプシーのように お母さんは道化師のように、町から町をまわろうね

ノックして突然現れる王様三人

二人とも王様三人にびっくりして、それでも村の人たちも集めて一生懸命もてなします。

王様の持ってるのは宝箱。
生まれてくるキリスト様へのお祝いの品。

金貨もあるし、いろいろな不思議な魔法の道具もあるよ。
ほーら僕にはあめ玉を上げようね。

ねえ僕の足をなおす不思議な石ってないの、、、

寝付いてしまった王様、、、、お母さんはアマールのために少しだけ金貨をもらおうとこっそり手を伸ばしますが、従者に見つかってしまいます。

 なんて恥知らずなー!!! 叫ぶ従者。

アマールは一生懸命お母さんをかばいます。

盗んだのは僕だよ  
お母さんをいじめないで、、、

優しい王様  
いいよ いいよ 金貨は上げようね。
今夜生まれてくるその子には、金貨なんて要らないよ、
世界中の人を幸せにしてくれる人だもの。

ああその人を私たちも待ち望んでいた。
そんな人なら、私に何かあれば何でも差し上げるのに、とお母さん。

ねえお母さん僕の作った杖を上げようよ、きっと喜んでくれるよ、、、、
だめよ!その杖はお前の大事な、、、、、、

そのときアマールに奇跡が起こります。

えーっとなんと言ったらいいか、クリスマスの夜のとっても素敵な物語。
音楽もとってもかわいくってきれい。

サウンドオブミュージック と アラビアの蛇使いと、アラビアダンス トルコの軍楽隊と プロコフィエフ とクリスマスキャロルと 牧歌 と いろいろを混ぜ合わせると、こんな感じになるかなー


メサイアの紹介記事

2005-02-08 12:24:23 | 音楽
ヘンデルのメサイア

この世に救世主が現れるとの予言から、キリストの誕生。受難と十字架での死。復活。キリストを信じることにより訪れる平穏な世の到来までを物語る壮大な音楽です。

合唱と独唱。オーケストラにより演奏され、演奏時間はなんと3時間にも及びます。

題材は聖書からとられているものの、ラテン語やドイツ語で歌われる、バッハなどの宗教曲とは異なり、英語で歌われます。

英語の響きはやさしいですね。
霧に包まれた色彩に乏しいなだらかな丘陵が続くイギリス。 
一秒一秒がほかの国よりもっと長くて時間がより深い意味を持ってゆっくりと流れてゆく国。
昔のシェークスピアのジュリエットのささやきから、この前聞いたハリーポッターの言葉まで、まるで時間の流れが止まったように、ほとんど変わらない響きを持つ英語で歌われるキリストの物語は、子供のときに聞いたクリスマスキャロルのようにやさしく懐かしい響きで心に語りかけます。

バロックの作曲家の中でもとりわけ美しく牧歌的な音楽を作曲したヘンデルは英語という優しく柔らかい発音を持つ言語を豊かに使い、美しく美しくこの音楽物語をすすめてゆきます。

貧しい人や孤児院のための慈善演奏会として演奏され始めたころ、客席からはあまりの美しさに常にすすり泣きが聞こえたということです。

メサイアの中でも、もっとも有名な曲ハレルヤコーラスは単独でもよく演奏されますね。

王の中の王、主の中の主。

キリストを褒め称える歌が高らかに歌われます。

ロンドン初演のとき、時の国王ジョージ2世が感動のあまり立ち上がり、おつきの人たちも聴衆も皆立ち上がりました。 それ以来、ハレルヤコーラスは皆立ち上がって聞くのが慣わしになっています。

おそらくベートーベンの第九と並んでオーケストラと合唱の共演ではもっとも人気の高いこの曲は、しかしながら鳥取県でこれまで演奏されることはありませんでした。

合唱団、オーケストラの並々ならぬ力量が必要であり、何よりこれだけの壮大な音楽を演奏するだけの組織力はこれまでの鳥取県にはなかったからです。
しかしついに鳥取県でもこのメサイアを演奏される日がやってきました。

これまでモーツアルト、フォーレのレクイエム。バッハのロ短調ミサと、大作を次々に演奏してきた米子第九合唱団が長年ともに歩んできたミンクス室内オーケストラとの共演で、この大作に取り組んだのです。

指揮はおなじみの松岡究さん。 ミンクス室内オーケストラの指揮者として登場以来、米子第九合唱団、鳥取オペラ協会の指揮者としても活躍。
鳥取県ではじめての数々の宗教曲の演奏や、オペラの演奏を成し遂げるなど、すでになくてはならない存在となっています。

さあ皆さん、いよいよ鳥取県でも、ハレルヤコーラスを立ち上がって聞く音楽会に出会えるようになりました。
ぜひ当日は会場へお越しになり、この感動を分かち合っていただきたいと思います。

メサイア演奏会は2005年3月13日(日)
午後14時より
米子公会堂大ホールにて行われます。
入場料 一般 前売り1500円 当日 1800円
      高校生以下 前売り1000円 当日1200円です。