親戚の勤める会社の社長が所有する別荘が群馬県嬬恋村パルコール村あり、夏になると毎年のようにお借りしていた。
別荘の2階には斜め屋根の談話室があり、任天堂のTVゲーム機(ブロック崩しだったかな?)があった。
何年かするとファミコンを持ち込み、RFユニットを接続して遊ぶようにもなった。
室内は湿気が強く、カマドウマが出現。玄関の水道にはカエルも来たりする。
寝具がカビ臭いので、到着すると窓を全開にして外に干すのが鉄則だった。
この別荘は現存するものの、ぐるっと建物の周りを確認すると、一部は朽ち始めており宿泊するのは困難に見えた。
だが、そのままの姿で現存するのは素直に嬉しかった。
すぐ近くには列車が置いてある広場があり、トンボが群生していて、虫取り網を適当に振り回すだけで大量に捕獲できた。
この水が流れるパイプも記憶にある。
別荘から歩いて3分の場所にあったゲームコーナーへ歩いていく。
令和3年のgoogle mapでは当時の建物のようにも見えるがどうなのだろうか?
この奥にプールがあったのを思い出した。
私はゲームコーナーに夢中で行ったことはなかったのだが、従姉妹衆は連れ立って泳ぎに行っていた。
売店部分は管理事務所として使用されているようだが、建物は健在である。瓦屋根の部分は後から追加されたのだろう。
かつてテニスコート受付、雑貨売店があった。花火や飲み物を買ってもらった記憶もある。
こちら側がゲームコーナーだった。
たしかコインランドリーが併設され、衣類の乾燥する香りを感じながら夜遅くまでゲームを楽しんだ。
10台ほどのテーブル筐体が設置してあり、毎年基板の入れ替えもあったはずだ。
床はカーペットが敷いてあったかも。
TAITO スピードレース CL5
シート付きのデラックス筐体。モニター左側に7セグLEDがあった気がする。
クラッシュすると衝撃音ではなく、ブッ!とノイズが入り嫌な感じだった。
これは故障だったのか正常なのかは今でも不明なので、MAMEで確認してみようと思う。
R-TYPE
旧作が多い中、当時の最新作が不自然に置いてあった。
(C)基板だったのかな?
同時期に旧軽井沢銀座にあった、インベーダーハウスの面影を強く残したゲーセンにもR-TYPEは存在した。
狭い店内にはギャラクシーフォースIIのシングルクレイドル(?)タイプもあった。
珍しく1プレイ100円のため、お土産を買った後に、ここぞとばかりに遊んだものだ。
Mr.Do!
Mr.Du!
純正とコピーが同じ店内に置いてある。狙っていたのか?はたまた偶然か?
タイム(スペース?)パイロットもあったかな?
別荘地の夕暮れ時に、青く煌めくモニターをバックにkonamiの重厚なPSGサウンドが響き渡っていた。
ピカデリーサーカス
店内入って右奥に一台だけ、ぽつんとメダルゲームがあった。
現在は別荘滞在者向けのコインランドリーとして提供しているようだ。
一番奥のコインランドリーの位置にTAITO スピードレースがあったはず。
このトイレも記憶にある。
テニスコート脇にはハンバーガーや飲み物を売る小屋もあって、洒落た場所だな~と思っていた。
現在では使用されている形跡はないようだ。
20年ほど前に、社会人となり再訪してみるとゲームコーナーは閉鎖されていた。
その時に、この窓から任天堂レジャーシステム製テーブル筐体が二台積まれているのが見えたことを記憶している。
近所に紀州鉄道軽井沢ホテルが出来ていたので、ついでにゲームコーナーを覗いてみると、地下にパワードリフト(筐体がキレイ)、MVS4スロットアップライトのKOF'97などが設置されていた。
今回も確認したところ、ペットの遊び場専用の部屋になっていた。
また最近、ゲームコーナーサルガッソウという夏季限定のゲーセンが出来たようで寄ってみたが、休業中のようで残念!