4月27日(木)
東京都環境影響評価審議会をZoomでウォッチしています。
テーマは「明治神宮外苑の再開発が環境に及ぼす影響について」
合間を縫って4月25日付の日経新聞の記事を要約しようと思います

*
*
*
杉並区の選挙管理委員会は、統一地方選をにらんで
「投票(VOTE)マッチ」事業の導入を計画していた。
しかし今年の2月に計画は中止に追い込まれた。
「投票(VOTE)マッチ」とは、
選挙の争点となる問題についてあらかじめ候補者に質問し、有権者がネット上で
自分の考えに近い候補者や政党を知ることができるマッチングサービスである。
若い世代にもっと選挙に参加してもらおうと、
杉並区がこの新たな試みの導入を計画したのは昨年11月のことである。
しかし今年2月になって、総務省から
「選挙後に訴訟となるおそれがある」と警告があり、
さらに東京都選挙管理委員会からも
「現行の公職選挙法に抵触する懸念がある」と警告があり、
区は泣く泣く計画の中止を決断した。
全国初の画期的な試みが、拙速な導入プロセスのために暗礁に乗り上げ
挫折を余儀なくされたことは、ひとえに区選管の落ち度であるが、
その一方で杉並区が先駆けとなって世に問うた「投票(VOTE)マッチ」構想が、
東京の区議選が抱える問題に一石を投じたのも事実である。
今回の杉並区議選では定数48に対して69人が立候補し、
「候補者が多すぎて選べない」「候補者の主張をいちいち確認するのは至難の業」
という飽和状態が選挙の現場に生まれていた。
現行の選挙制度の下で民意を適切に民主主義に反映できるのか、
自治体の選挙のあり方が問われている。
*
*
*
「ボートマッチ」という聞き慣れない言葉で選挙を総括しているので、
日経新聞の購読者の中にはこの記事に違和感を抱く人もいるかもしれません。
統一地方選の争点として、主にテレビを通して、しきりに叫ばれた
「少子化、子ども、子育て」といった、有権者の情緒に訴える言葉が
この記事の中にはひとつもないから。
でも実際に選挙をたたかった候補者としては
「おぉ、わかってくれている人がいる」という感じです。
(続きます)
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東京都環境影響評価審議会をZoomでウォッチしています。
テーマは「明治神宮外苑の再開発が環境に及ぼす影響について」
合間を縫って4月25日付の日経新聞の記事を要約しようと思います

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杉並区の選挙管理委員会は、統一地方選をにらんで
「投票(VOTE)マッチ」事業の導入を計画していた。
しかし今年の2月に計画は中止に追い込まれた。
「投票(VOTE)マッチ」とは、
選挙の争点となる問題についてあらかじめ候補者に質問し、有権者がネット上で
自分の考えに近い候補者や政党を知ることができるマッチングサービスである。
若い世代にもっと選挙に参加してもらおうと、
杉並区がこの新たな試みの導入を計画したのは昨年11月のことである。
しかし今年2月になって、総務省から
「選挙後に訴訟となるおそれがある」と警告があり、
さらに東京都選挙管理委員会からも
「現行の公職選挙法に抵触する懸念がある」と警告があり、
区は泣く泣く計画の中止を決断した。
全国初の画期的な試みが、拙速な導入プロセスのために暗礁に乗り上げ
挫折を余儀なくされたことは、ひとえに区選管の落ち度であるが、
その一方で杉並区が先駆けとなって世に問うた「投票(VOTE)マッチ」構想が、
東京の区議選が抱える問題に一石を投じたのも事実である。
今回の杉並区議選では定数48に対して69人が立候補し、
「候補者が多すぎて選べない」「候補者の主張をいちいち確認するのは至難の業」
という飽和状態が選挙の現場に生まれていた。
現行の選挙制度の下で民意を適切に民主主義に反映できるのか、
自治体の選挙のあり方が問われている。
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「ボートマッチ」という聞き慣れない言葉で選挙を総括しているので、
日経新聞の購読者の中にはこの記事に違和感を抱く人もいるかもしれません。
統一地方選の争点として、主にテレビを通して、しきりに叫ばれた
「少子化、子ども、子育て」といった、有権者の情緒に訴える言葉が
この記事の中にはひとつもないから。
でも実際に選挙をたたかった候補者としては
「おぉ、わかってくれている人がいる」という感じです。
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