T’S Diary

昨日と違う今日を。

涙ひとすじ

2024-04-26 | Weblog
一週間前
叔母が亡くなりました。
母の末の妹です。
 
身体が不自由になって、介護施設に入居し、時々提携の病院に入院し、
ちょうどそのころコロナ禍に突入、結局5年間も会えず終いでした。
 
携帯電話を持っていたので、話は時々できて、
缶詰の果物ではなく、生のフルーツが食べたい、とか新聞を読みたいので何日分か届けて欲しい、とか言って来たので、出来るだけ応えていました。
 
 
今年に入った辺りから
長い通話がだんだん短くなり、口調も弱弱しくなり
遂に帰らぬひとになりました。
 
 
朝、病院から電話で、具合があまりよくないから来るように
急いで駆けつけると、もう意識が混濁していて、
「Sこちゃん、頑張って。」と頭なでながら声をかけると、かすかに口が動いたような気がして
右の目尻から涙がひとすじ零れ落ちた。
 
 
 
 
電話は主に私の妹と私にかけていた。
亡くなる数日前に、洗髪中にかかってきたので、Kに出てもらったら、
「用事はないけど、かけてみた」というのに
Kは「じゃあ電話かけないね」
 
それが最後の電話に。
掛け直せばよかった。
 
そして
3月の末には、
何故かKとМ君にも一度ずつ掛かってきた と思いだし、
お別れの挨拶のつもりだったのかなぁ
と切なくなるのでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それっていいね | トップ | さよなら »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿