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惑星探査と2足歩行ロボット

2010-05-03 10:53:07 | 日記
NASAの火星探査車スピリットが、土砂に車輪を取られて脱出できなくなり脱出を断念したと報じられた。
当初の予定を大幅に上回る、成果をあげたのだから、大成功だったのは間違いない。

ただ一つ、学ぶべきことがあるとすれば、車輪では、想定外の問題には、対応が難しかったということではないだろうか。
そもそも車輪は、平らなところしか走れない。車輪は走るところを整備した上でなる立つシステムである。
基本的に道路という前提があって成り立つシステムなのである。
そういう前提があるシステムを未知の宇宙開発に使った事の結果が、脱出断念という事につながったのだと思う。

何故、動物が足で移動するよう進化してきたかというと、荒れ地でも岩山でも砂地でも、走行できるという対応力があったからではないだろうか。
地球という惑星ができて、多様な環境の中で、取捨選択されて進化してきたのが、歩くという機能ではなかっただろうか。
大事なことは謙虚に自然から学ぶことがではないか。
以前、日本の宇宙開発で毛利さんが、2足歩行ロボットを提唱した時、大方の意見が、宇宙で2足歩行を取り入れる必要があるのかという
疑問の声が体制を占めた。

しかし、今回のスピリットの砂地からの脱出断念を考えるとき、2足歩行ロボットの導入は正しい方向ではないだろうか。