予算委員会における「うちわ」答弁

「これはうちわじゃないんですか?」
予算委員会における、民主党蓮舫議員の質問に対して、松島法務大臣の答弁は。「このうちわは、・・・、！うちわの様に見えるものは、丸い形をした、資料です。」これを聞いて、NHKでやっていたコント番組の宇宙人総理大臣の答弁を思い出してしまった。うちわじゃないと言っておきながら、思わず「うちわ」と言ってしまうあたり、宇宙人総理大臣パロディーと全く同じ。「あなたは宇宙人じゃないんですか？」と訪われて、「私は地球人です」と答え、しらばっくれるという内容。さらに追求がきびしくなるとビームを発して攪乱する。今度コントをやるときには、このうちわねたで是非やってほしい。

政治家の日常のごまかしや言い逃れを見事にパロディ化したのが宇宙人総理大臣だろうと思う。事実が”みえみえ”なのに、言葉でそれをごまかそうとする。それでもごまかし切れないとわかると最後にビームで攪乱する。こういう”みえみえ”のごまかしが、国会の答弁において毎日のように出てくる。逆に言えば、国会でこういったごまかしが横行しているからこそ、宇宙人総理大臣のようなパロディが成立してしまうのだろう。

今回の出来事によって、政治家が、一般人には専門的で難しい事柄に対しても、このような”ごまかし”を行っている手口を伺い知ることができる。

日本のリーダー的立場にいる人たちが、ごまかしごまかし国をうごかしているとしたら、美しい日を築くことができるだろうか？子供たちがすくすく育つだろうか？若者が正しい道を進めるだろうか？事実をごまかしたり、足を引っ張るだけの議論ではなく、もっと正々堂々とした、もっと豊かな議論をしてほしいと思う。