日本に、清く正しく明るい未来を!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

イプシロン発射中止の真の原因

2013-09-08 19:00:51 | 日記
イプシロン発射中止。8.30
JAXAは反省の弁として「思いが至っていなかった」と述べていたが、これは反省になってない。言い訳けでしかない。記者会見で、確認手続きに問題があったという。本来であれば、本番と同じ手順で全て確認しなければならないところを確認していなかった。これは初歩的なミスだろうと思う。確認手順をきちんと実行するというのは、形式的にやれることであってむずかしいことではない。それを実行するだけで事故や中止のリスクが減るのに、それを怠った。打ち上げ前の記者会見では、やるだけのことはやった、といっていた。しかしそれは嘘だったわけだ。品質管理や安全管理の観点では、重要なイベントの前には、確認作業は本番通りすべて確認することは基本中の基本で、常に至る所で言われることである。こういう基本的なことが実行されてないのは組織的問題でありJAXAの慢心体質の表れと思う。

金星探査機の軌道投入失敗も同じ検証ミスではなかったか?きちんと検証すべきところを時間の都合で手を抜いてしまった。

スウェーデンで行われた超音速試験機の衝撃波の試験の失敗も結局、前準備が不十分だったのではないかと思う。実物を飛ばしたことがないので超音速での飛行コントロール技術がないのではないかと疑われる。超音速飛行のコントロール技術を習得する前に、いきなり衝撃波の試験を行ったことが失敗の原因ではないか。机上の設計だけで、良しとしてしまって実機で試したことはないのではないか。頭だけで考えたことが、実際にもうまくいくはずだと考えたとしたら、慢心ということだろう。(想像でしかないが。)

お金がない、時間がたりない、そういうのも原因だろうが、やるべきことをキチンとやってない。やれることなのにやってない。どういう組織にも少なからず存在する怠慢だろうが、きちんとやるべきことをやるということが習得できない限り、「自信がある」といってもそれは慢心であり。「思いが至ってなかった」といってもちっとも反省にはならない。そのJaxa の体質をあらためることが本当の反省だろう。当初3日もあれば発射できると言っていたが、なかなか発射日が決まらないのは、思った以上に、まだやってなかった「やるべきこと」がたくさん有ることが判明したからか?ここに書いたことは想像でしかないのだが、しっかりと説明と反省をしてほしいと思う。


コメントを投稿