下らない話ですが続きます。
さて、社長様ご自慢の
「買付営業」
の成果報告でございます。
前回チョイと触れましたが、社長様の狙い通り自動化装置を20万円程でお譲り頂く事が決まりました。
(輸送費用は当然ながら社長様負担です)
狙いがズバリと決まった社長様、得意満面ドヤ顔でわたくしに語り聞かせてくれました。
「なぁ判っただろ、仕事ってのはなぁこうやって取ってくるもんなんだよ!」
お前も少しは見習いやがれ!的な感じですけど、まだ判りません…と、言うかまともな取り引きに発展するハズはありません。
そもそも社長様が求めるのはパートさん6名を満たす程度のボリューム、一方お客様が求めているのはユニットの組み立てが出来てフルタイムで働ける人間でしたから、この時点ですらお互いが求める作業には大きな乖離が生じていたのです。
社長様の工場を視察すれば、どのような作業が可能か?
期待されている作業が可能なのか、簡単にバレるレベルです。
ドライバーとペンチで何を作んの?って事です。
会社に存在する特殊な工具は全てわたくしの私物でございました。
(この際の工場視察に合わせて焦って貼り出したのが、本ブログ中「品質管理体制」にて紹介したポスターでございます。そもそもA3コピー用紙にエクセルで文字を並べただけの文書をポスターと呼んで良いのか?甚だ疑問ですが…)
さて、装置を移送する当日は前途を祝するが如く強い雨降りとなりました。
お客様の工場建屋の二階より幅1.5m長サ6mもある装置をドデカいクレーン車を使って降ろし、他には直径60㎝長サ5mはある塩ビパイプ(装置の煙排出用で内側は汚れが凄い…)など、予想外に大量の設備をトレーラーへと積み込んでいきます。
あのぉ…それいらない…
と、わたくしは思いましたし、想定外の付加設備の多さに社長様も少々苦い顔をしておりましたが、ここまでくるとねぇ…
お客様にすれば、動きもせず場所を取る邪魔な装置、本来ならば処分料が掛かる所を買い取りたいと言う奇特な人間が現れたのですから、ここぞとばかりに不用品を積み込んでいるようにも見受けられます。
想像以上に膨らんだ設備一式を積んだトレーラーは、社長様の小さな会社に到着~♬
雨で緩んだ地盤にトレーラーが横転せぬよう補強を入れたり、工場内に雨の滴が垂れたりと余計な苦労をかなりしましたが、無事に搬入が済みました。
さて、それから数日後には社長様の言う通りお客様から仕事が入りました。
総額で20万円位の簡単な仕事でしたね。
(客先の現場担当者達が「後やらせるの無いっすヨ」とボヤいている声が聞こえて参ります…)
天晴れ社長様!お見事でございました!
が、その後はスッカリ梨のつぶてでございました。
苛ついた社長様は、世話を焼いてくれた部長様に度々連絡を入れるのですが、そのうちに部署が変わったとかで連絡がつかなくなり、パタリと進展がなくなりました。
(ナハハ、あっさり逃げられた~)
装置一式約20万円
輸送費用約25万円
総額で約45万円掛けて、
回収金額約20万円
確かに購入費用のみは回収出来ましたね~。
しかし輸送費が…
これでは社長様も面白かろうハズも無く、散々「トモダチ」の会社を毒づいておりました。
しかし、輸送費の事なんざ「トモダチ」の知ったこっちゃありません。
書き忘れておりましたが、わたくし…この「トモダチ」の会社は以前から取引先に対してどのような要求をしてくるのか存じ上げておりました。
田舎にありながらQCDに求められる水準がなかなか高く、下請けにも当然同様のレベルを要求致します。
なので、わたくしは取引開始前から社長様を散々お諫めしていたのです。
しかしハッキリと、
「アンタ如きが取り引き出来るような品質レベルじゃないんですけどね~」
とでも言わない限りは、耳なし阿呆市の社長様のお心には届く訳はありません。
ですからこの結果に特段驚きは無く、さもありなん…と云う感想でした。
さて…それから何事もなく5年程が経過し、社長様の会社が危機的状況に追い込まれて再び社長様が動きました。
例の「トモダチ」である会長様へ、直接この様なメールを送り付けました。
社長様
「数年前にお宅から装置を50万円位掛けて仕入れたけど、その後サッパリ仕事がこないんだけどさぁどおなってんの?」
(文面は勝手な想像ですが、大体こんな物言いの人間です。)
下らない話ですが、もう少しかかりそうなので、再び続く…
さて、社長様ご自慢の
「買付営業」
の成果報告でございます。
前回チョイと触れましたが、社長様の狙い通り自動化装置を20万円程でお譲り頂く事が決まりました。
(輸送費用は当然ながら社長様負担です)
狙いがズバリと決まった社長様、得意満面ドヤ顔でわたくしに語り聞かせてくれました。
「なぁ判っただろ、仕事ってのはなぁこうやって取ってくるもんなんだよ!」
お前も少しは見習いやがれ!的な感じですけど、まだ判りません…と、言うかまともな取り引きに発展するハズはありません。
そもそも社長様が求めるのはパートさん6名を満たす程度のボリューム、一方お客様が求めているのはユニットの組み立てが出来てフルタイムで働ける人間でしたから、この時点ですらお互いが求める作業には大きな乖離が生じていたのです。
社長様の工場を視察すれば、どのような作業が可能か?
期待されている作業が可能なのか、簡単にバレるレベルです。
ドライバーとペンチで何を作んの?って事です。
会社に存在する特殊な工具は全てわたくしの私物でございました。
(この際の工場視察に合わせて焦って貼り出したのが、本ブログ中「品質管理体制」にて紹介したポスターでございます。そもそもA3コピー用紙にエクセルで文字を並べただけの文書をポスターと呼んで良いのか?甚だ疑問ですが…)
さて、装置を移送する当日は前途を祝するが如く強い雨降りとなりました。
お客様の工場建屋の二階より幅1.5m長サ6mもある装置をドデカいクレーン車を使って降ろし、他には直径60㎝長サ5mはある塩ビパイプ(装置の煙排出用で内側は汚れが凄い…)など、予想外に大量の設備をトレーラーへと積み込んでいきます。
あのぉ…それいらない…
と、わたくしは思いましたし、想定外の付加設備の多さに社長様も少々苦い顔をしておりましたが、ここまでくるとねぇ…
お客様にすれば、動きもせず場所を取る邪魔な装置、本来ならば処分料が掛かる所を買い取りたいと言う奇特な人間が現れたのですから、ここぞとばかりに不用品を積み込んでいるようにも見受けられます。
想像以上に膨らんだ設備一式を積んだトレーラーは、社長様の小さな会社に到着~♬
雨で緩んだ地盤にトレーラーが横転せぬよう補強を入れたり、工場内に雨の滴が垂れたりと余計な苦労をかなりしましたが、無事に搬入が済みました。
さて、それから数日後には社長様の言う通りお客様から仕事が入りました。
総額で20万円位の簡単な仕事でしたね。
(客先の現場担当者達が「後やらせるの無いっすヨ」とボヤいている声が聞こえて参ります…)
天晴れ社長様!お見事でございました!
が、その後はスッカリ梨のつぶてでございました。
苛ついた社長様は、世話を焼いてくれた部長様に度々連絡を入れるのですが、そのうちに部署が変わったとかで連絡がつかなくなり、パタリと進展がなくなりました。
(ナハハ、あっさり逃げられた~)
装置一式約20万円
輸送費用約25万円
総額で約45万円掛けて、
回収金額約20万円
確かに購入費用のみは回収出来ましたね~。
しかし輸送費が…
これでは社長様も面白かろうハズも無く、散々「トモダチ」の会社を毒づいておりました。
しかし、輸送費の事なんざ「トモダチ」の知ったこっちゃありません。
書き忘れておりましたが、わたくし…この「トモダチ」の会社は以前から取引先に対してどのような要求をしてくるのか存じ上げておりました。
田舎にありながらQCDに求められる水準がなかなか高く、下請けにも当然同様のレベルを要求致します。
なので、わたくしは取引開始前から社長様を散々お諫めしていたのです。
しかしハッキリと、
「アンタ如きが取り引き出来るような品質レベルじゃないんですけどね~」
とでも言わない限りは、耳なし阿呆市の社長様のお心には届く訳はありません。
ですからこの結果に特段驚きは無く、さもありなん…と云う感想でした。
さて…それから何事もなく5年程が経過し、社長様の会社が危機的状況に追い込まれて再び社長様が動きました。
例の「トモダチ」である会長様へ、直接この様なメールを送り付けました。
社長様
「数年前にお宅から装置を50万円位掛けて仕入れたけど、その後サッパリ仕事がこないんだけどさぁどおなってんの?」
(文面は勝手な想像ですが、大体こんな物言いの人間です。)
下らない話ですが、もう少しかかりそうなので、再び続く…