おはようございます、バレエ教師の半澤です!
発表会の練習が始まったよ~っ!
ホームページhanzanov.web.fc2.com/open/?fbclid=IwAR0OSDA6h7-EnFeAN6w68UksmNZFQ-jrtiyAEY6kqreuqLoM7qta4NMhsR0
http://hanzanov.com/official/オフィシャル ウエブサイト)
皆様、2018年12月26日(水)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第119話
兎に角、知っている限りのロシア語を使ってその老紳士に
「イズビニーチェ!パマギーチェパジャールスタ!!ヤ、
トージェバリェット アルチースト!ヤ ハチュー ウチッツァ
バリェット、ズジェーシ ヴ ラシヤ!パジャールイスタ!
「すみません!どうぞ助けて下さい!私もバレエアーティストの
一人です!私はこのロシアでバレエを勉強したいのです!
どうぞ話を聞いてください、お願いです!」と声を出したのだ。
いわゆる直訴であった。
ショージは爺ぃたちの揺ぎ無い攻撃に会いながらも、兎に角、
必死で声の続く限りその紳士の目を見ながら何度も懇願した。
ところが、爺ぃたちの力は半端じゃない。ショージはそのままの
態勢で引きずられた。身体中の服が脱げそうになって滅茶苦茶
であった。
ショージのたった一回のチャンスなのだ。全身全霊ただただ
命掛けての懇願だった。そして「もう駄目か…」と思った時、
その老紳士が爺ぃたちに向かって物静かに手を上げた。
「良い良い…ちょっと手を離してあげなさい…」老紳士が静かに
手を上げると、目を吊り上げて怒り顔になっている爺ぃ2人は
「えっ!?」と驚きながらパッと手を離したものだから、
ショージはそのままドッカーンと床に反動で転がってしまった。
「こ、この爺ぃ~っ!手を離すんだったら、離し方があるだろ!」
と言ってやりたいところだが、この状況下ではそれどころではない。
関係者入口は大騒動に発展してしまい、床の上に転げてしまった
ショージが態勢を整えようとした時には、入口付近は黒山の人だかり
になっていた。皆、オーケストラの奏者たちやらダンサーたちが
「な、何が起こってるの!?」と不審な目で見つめた。
しかし今のショージにはこの大事な一瞬を怯むわけには
行かなかった。ショージの目の前に立っている黒ぶちの
分厚い眼鏡の老紳士、この老紳士の前頭葉はとても発達
している上、その丸く頑丈そうで実がたっぷり入って
そうな頭部が実に独特で、一見怖そうなのだがその静かな
動作や目で、その人柄が表れていた。が、この時のショージは
それどころではない。
老紳士は「ちょっとこちらに…」とショージに言って、
黒山になってる人々に通路を与えて皆を行かせた。ショージの
顔をじっと静かに見ながら「私に用なのかね?」と静かな声で
話し掛け、「良いかい、ゆっくりと喋りなさい…ロシア語
出来るかね?」
ショージは「トーリカ チュチュ…」(少しだけですが…)と
答えて、老紳士があまりにじっと見るので涙が零れて出て来た。
「あの…バレエの関係者ですか?」老紳士は「そうだが…」
「ああやっぱり!良かった!僕はロシアでバレエの勉強がしたい
のです…ですが、僕は日本人なので私個人ではこの国に来るのが
難しいのです。あの…僕を助けて下さい、お願いです…」
泣きながら懇願するショージを静かに見ながら、老紳士は
ショージを大きな瞳で瞬きもせず、じっと見つめた。
(つづく)
発表会の練習が始まったよ~っ!
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皆様、2018年12月26日(水)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第119話
兎に角、知っている限りのロシア語を使ってその老紳士に
「イズビニーチェ!パマギーチェパジャールスタ!!ヤ、
トージェバリェット アルチースト!ヤ ハチュー ウチッツァ
バリェット、ズジェーシ ヴ ラシヤ!パジャールイスタ!
「すみません!どうぞ助けて下さい!私もバレエアーティストの
一人です!私はこのロシアでバレエを勉強したいのです!
どうぞ話を聞いてください、お願いです!」と声を出したのだ。
いわゆる直訴であった。
ショージは爺ぃたちの揺ぎ無い攻撃に会いながらも、兎に角、
必死で声の続く限りその紳士の目を見ながら何度も懇願した。
ところが、爺ぃたちの力は半端じゃない。ショージはそのままの
態勢で引きずられた。身体中の服が脱げそうになって滅茶苦茶
であった。
ショージのたった一回のチャンスなのだ。全身全霊ただただ
命掛けての懇願だった。そして「もう駄目か…」と思った時、
その老紳士が爺ぃたちに向かって物静かに手を上げた。
「良い良い…ちょっと手を離してあげなさい…」老紳士が静かに
手を上げると、目を吊り上げて怒り顔になっている爺ぃ2人は
「えっ!?」と驚きながらパッと手を離したものだから、
ショージはそのままドッカーンと床に反動で転がってしまった。
「こ、この爺ぃ~っ!手を離すんだったら、離し方があるだろ!」
と言ってやりたいところだが、この状況下ではそれどころではない。
関係者入口は大騒動に発展してしまい、床の上に転げてしまった
ショージが態勢を整えようとした時には、入口付近は黒山の人だかり
になっていた。皆、オーケストラの奏者たちやらダンサーたちが
「な、何が起こってるの!?」と不審な目で見つめた。
しかし今のショージにはこの大事な一瞬を怯むわけには
行かなかった。ショージの目の前に立っている黒ぶちの
分厚い眼鏡の老紳士、この老紳士の前頭葉はとても発達
している上、その丸く頑丈そうで実がたっぷり入って
そうな頭部が実に独特で、一見怖そうなのだがその静かな
動作や目で、その人柄が表れていた。が、この時のショージは
それどころではない。
老紳士は「ちょっとこちらに…」とショージに言って、
黒山になってる人々に通路を与えて皆を行かせた。ショージの
顔をじっと静かに見ながら「私に用なのかね?」と静かな声で
話し掛け、「良いかい、ゆっくりと喋りなさい…ロシア語
出来るかね?」
ショージは「トーリカ チュチュ…」(少しだけですが…)と
答えて、老紳士があまりにじっと見るので涙が零れて出て来た。
「あの…バレエの関係者ですか?」老紳士は「そうだが…」
「ああやっぱり!良かった!僕はロシアでバレエの勉強がしたい
のです…ですが、僕は日本人なので私個人ではこの国に来るのが
難しいのです。あの…僕を助けて下さい、お願いです…」
泣きながら懇願するショージを静かに見ながら、老紳士は
ショージを大きな瞳で瞬きもせず、じっと見つめた。
(つづく)