おはようございます、バレエ教師の半澤です!
皆様、告知です。2月の24日(日曜日)のレッスンは急用のため、
朝9時から11時までの1レッスンのみになります。どうぞよろしくお願い致します。
通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP
(オフィシャル ウエブサイト) オフィシャルサイトハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第42話
週が明けて友人がイギリス版「ダンスマガジン」
と言う雑誌を見せてくれた。そこには特報として、
「Shoji Hanzawa, Scottish Ballet as soloist 」
(ショージハンザワ、スコットランドバレエ団と
ソリスト契約)と書いてあり、ショージは驚いた。
どのようにして雑誌社の編集部はそんな事が直ぐに
分かったのだろうか。
1985年 3月 最早、絶望…
コベントガーデンのオープンバレエレッスンへ通う
日々、ショージは新しい仕事場であるスコットランド
へ旅立とうと希望で胸を膨らませていた。21歳に
なった。 渡英した時から、バレエのタイツと
シューズ、やる気と夢の他には何も持っていない。
ショージが住んでいる安アパートの小さい空間は
ガランとしていて、本当に何も持っていないとは
この事だ。朝早くから薄い布団を跳ね除けて
「よっしゃ~!」と飛び起き、「そうだ!部屋を
綺麗にしないといけないな…」しかし部屋の片づけ
などは、全く必要がないほど生活用品は何もなかった。
「中国人の オーナーにスコットランドへ引っ越す
事を伝えておかなければいけないな…」翌日、学校の
校長に挨拶をしに行くと、何やら校長が心苦しそうな
表情でショージにゆっくりと言った。「ショージ
、労働許可がどうしても国からおりないのよ…
スコットランドのディレクターのピーター・ダレル氏も
かなり掛け合ってくれたのに…とても残念ね…。」
ショージは耳を疑った。「ど、どういう事だろう?
仕事が出来ないって!?僕は先週でバイト先を辞めて
しまったよ…ど、どうしたらいいんだろう?」担任の
教師であったビビアンのオープンクラスでレッスンを
すると、レッスン後にビビアンが、「ショージ、
話しがあるわ…カフェに行きましょう」
カフェとは、そのバレエ学校の一階、稽古場の直ぐ
脇にあるグランフロアの中にある小さな店と椅子が
5脚ほどおいてある所で、ビビアンが静かにじっと
ショージを見ながら言った。
「ショージ…話しは校長先生から聞いたわ…オ~、
ショージ、とても 残念でしょうけど、イギリスわね、
沢山の失業者がいて、イギリス籍を持たない外国人
にはとても厳しいのよ。でもね、イギリス人の女性と
結婚すればイギリス籍を取れるわ。一緒に暮らさ
なくても結婚してくれる人がいると言う話を私は
聞いた事があるのよ。ショージ、結婚さえすれば
あなたは自由に仕事をする事が出来るようになれる
のよ、それしかないわ!」
「ビ、ビビアン先生…僕が結婚ですか!? 考えられ
ないです…でも、心配して頂きありがとうございます…」
ビビアンに頭を下げ、心配して自分を黙って見続ける教師の
元からショージは立ち去った。
「ああ、進退極まったとはこの事だ…もはや絶望だ。
ああ、何故こんな事が起きるんだろう。労働許可証が
もらえないだって?仕事が見つかったのに労働許可証
が出ないのなら仕事が出来ないだけではなく、仕事を
見つけても意味が無いと言う事じゃないか!じゃあ、
僕はこれから先、バレエ団で働けないって事なのか。
ずっとこの国の日本レストランの店の主人に足元を
見られ、雀の涙ほどの僅かなバイト代を稼いで生きて
いかなければならないのか!?僕は何と言う所に
来てしまったのか!バレエも出来なきゃ、着る物も
無く食べる物さえ無いじゃないか!日本に帰る金も
無ければ生きて行くのに必要な最低限の物さえ
買えない生活がこれからもずーっと続くのか!
何て事になってしまったんだ…」
(つづく)
皆様、告知です。2月の24日(日曜日)のレッスンは急用のため、
朝9時から11時までの1レッスンのみになります。どうぞよろしくお願い致します。
通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
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その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第42話
週が明けて友人がイギリス版「ダンスマガジン」
と言う雑誌を見せてくれた。そこには特報として、
「Shoji Hanzawa, Scottish Ballet as soloist 」
(ショージハンザワ、スコットランドバレエ団と
ソリスト契約)と書いてあり、ショージは驚いた。
どのようにして雑誌社の編集部はそんな事が直ぐに
分かったのだろうか。
1985年 3月 最早、絶望…
コベントガーデンのオープンバレエレッスンへ通う
日々、ショージは新しい仕事場であるスコットランド
へ旅立とうと希望で胸を膨らませていた。21歳に
なった。 渡英した時から、バレエのタイツと
シューズ、やる気と夢の他には何も持っていない。
ショージが住んでいる安アパートの小さい空間は
ガランとしていて、本当に何も持っていないとは
この事だ。朝早くから薄い布団を跳ね除けて
「よっしゃ~!」と飛び起き、「そうだ!部屋を
綺麗にしないといけないな…」しかし部屋の片づけ
などは、全く必要がないほど生活用品は何もなかった。
「中国人の オーナーにスコットランドへ引っ越す
事を伝えておかなければいけないな…」翌日、学校の
校長に挨拶をしに行くと、何やら校長が心苦しそうな
表情でショージにゆっくりと言った。「ショージ
、労働許可がどうしても国からおりないのよ…
スコットランドのディレクターのピーター・ダレル氏も
かなり掛け合ってくれたのに…とても残念ね…。」
ショージは耳を疑った。「ど、どういう事だろう?
仕事が出来ないって!?僕は先週でバイト先を辞めて
しまったよ…ど、どうしたらいいんだろう?」担任の
教師であったビビアンのオープンクラスでレッスンを
すると、レッスン後にビビアンが、「ショージ、
話しがあるわ…カフェに行きましょう」
カフェとは、そのバレエ学校の一階、稽古場の直ぐ
脇にあるグランフロアの中にある小さな店と椅子が
5脚ほどおいてある所で、ビビアンが静かにじっと
ショージを見ながら言った。
「ショージ…話しは校長先生から聞いたわ…オ~、
ショージ、とても 残念でしょうけど、イギリスわね、
沢山の失業者がいて、イギリス籍を持たない外国人
にはとても厳しいのよ。でもね、イギリス人の女性と
結婚すればイギリス籍を取れるわ。一緒に暮らさ
なくても結婚してくれる人がいると言う話を私は
聞いた事があるのよ。ショージ、結婚さえすれば
あなたは自由に仕事をする事が出来るようになれる
のよ、それしかないわ!」
「ビ、ビビアン先生…僕が結婚ですか!? 考えられ
ないです…でも、心配して頂きありがとうございます…」
ビビアンに頭を下げ、心配して自分を黙って見続ける教師の
元からショージは立ち去った。
「ああ、進退極まったとはこの事だ…もはや絶望だ。
ああ、何故こんな事が起きるんだろう。労働許可証が
もらえないだって?仕事が見つかったのに労働許可証
が出ないのなら仕事が出来ないだけではなく、仕事を
見つけても意味が無いと言う事じゃないか!じゃあ、
僕はこれから先、バレエ団で働けないって事なのか。
ずっとこの国の日本レストランの店の主人に足元を
見られ、雀の涙ほどの僅かなバイト代を稼いで生きて
いかなければならないのか!?僕は何と言う所に
来てしまったのか!バレエも出来なきゃ、着る物も
無く食べる物さえ無いじゃないか!日本に帰る金も
無ければ生きて行くのに必要な最低限の物さえ
買えない生活がこれからもずーっと続くのか!
何て事になってしまったんだ…」
(つづく)