おはようございます、バレエ教師の半澤です!
皆様、4月3日より新しくキッズクラス(3歳から)、そしてジュニアクラス(小学生)
が開設します!講師は小野杏菜です。たくさんのコンクールでも受賞歴があり、
魅力たっぷりなレッスンになりますよ!どうぞよろしくお願い致します。
通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP
(オフィシャル ウエブサイト) オフィシャルサイトハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
レッジオエミリア駅のプラットフォーム
第72話
とうとうイタリアを去る最後の日となった。電車が
来るまでランドルは10メートルも向こうで背中を
向けて立っており、ロバートも話しかけては
くれない。電車が到着した。
ショージの顔を見ようともしない向こうのランドルと
ロバートに最後の礼を声にした。「今まで本当に
有難う、とても楽しかった!君たちの事は絶対に
忘れないよ…」
その刹那、ランドルが走り寄って来て「うわっ~!」
っと叫びながら石敷きのプラットフォームに泣き
崩れた。「え、ラ、ランドル…!?」ランドルの
こんな泣く姿など見た事もなかった。「ショージ、
ドントゥ ゴー!、ホワイ?ホワイ、アーユー
ゴーイング?」石敷きのプラットフォームに咽んで
いるランドルをショージは呆然と見つめ、次いで
ロバートを見ると、普段はブルドッグの様なガッシリ
とした身体の静かなロバートが肩を震わせて泣いて
いるではないか!
「あ…!?」 ショージは電車に乗り込み2人に
声を掛けたくても、涙で詰まってもう声が出ない。
無情にもドアーが閉まり2人が見る見る流れて
去って行く。ランドルは地面にうつ伏して泣いて
おり、ロバートは頭を抱えているのが最後の別れ
となってしまった。
電車のドアーにしがみつくショージは、「ランドル…
ロバート…いつかまた会おうね!ありがとう…
今まで本当にありがとう!」心の友だちがそこに
いた。列車は、ひたすら北欧へと走って行く
絶対絶命!
巨大船のシリアラインがフィンランドの港に横づけ
された。首都ヘルシンキに到着したのだ。まだ朝が
早かったのだが、トラム(路面電車)に乗り込むと
セントラルステーション(鉄道の中央駅)にやって
来た。「ここで新しい生活が始まるんだ…」と感慨も
一潮だ。
「ああ…なんて美しい国なんだろう…」そして
この国にもオペラ座がある。ショージの夢に見た
ロシアはこの地平線の向こうにあるのだ。ショージは
胸一杯に空気を吸い込んだ。「よしっ、行くぞ!」
バレエ団の芸術監督を担っているドーリス・ライネ
女史の部屋に入ると開口一番、「んー、惜しかったわ!
あなたからの連絡が来なかったから、つい先日に
新しいダンサーと契約をしたところなのよ…、
あなたは連絡もして来ないから、いつこのバレエ団に
やって来れるのかも分からなかったものね。残念ね、
また空きがあったらその時ね。」
ショージは身体が凍りつき、あまりのショックに
口が開かなかった。取り敢えず、今何を言われた
のかだけを把握出来たので「さようなら…」とだけ
言い残して、このヘルシンキ国立劇場を後にした。
お先真っ暗とはこの事だ。しかし頭を抱えて
しょぼくれている悠長な時間などはない。財布に
残っている金の事を考えると、もう走るしか
なかった。一体何処に向かって走るのか?本屋だ。
本屋に行き、片っ端からバレエ雑誌を読んだ。
「何処でも良い、本当に何処のバレエ団でも
良いから直ぐに雇ってもらえる所を見つけないと…!
今更、イタリアのバレエ団に引き返すことなど
出来ないのだ」ショージの手元には1か月分の
生活費しかない。仕事がなければもうそこで終りだ。
食べる事も動く事も出来なくなる。「あー、ど、
どうしたらいいんだ…絶対絶命か!?」
(つづく)
皆様、4月3日より新しくキッズクラス(3歳から)、そしてジュニアクラス(小学生)
が開設します!講師は小野杏菜です。たくさんのコンクールでも受賞歴があり、
魅力たっぷりなレッスンになりますよ!どうぞよろしくお願い致します。
通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
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(オフィシャル ウエブサイト) オフィシャルサイトハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは眠りの森の見所から妖精リラのバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
レッジオエミリア駅のプラットフォーム
第72話
とうとうイタリアを去る最後の日となった。電車が
来るまでランドルは10メートルも向こうで背中を
向けて立っており、ロバートも話しかけては
くれない。電車が到着した。
ショージの顔を見ようともしない向こうのランドルと
ロバートに最後の礼を声にした。「今まで本当に
有難う、とても楽しかった!君たちの事は絶対に
忘れないよ…」
その刹那、ランドルが走り寄って来て「うわっ~!」
っと叫びながら石敷きのプラットフォームに泣き
崩れた。「え、ラ、ランドル…!?」ランドルの
こんな泣く姿など見た事もなかった。「ショージ、
ドントゥ ゴー!、ホワイ?ホワイ、アーユー
ゴーイング?」石敷きのプラットフォームに咽んで
いるランドルをショージは呆然と見つめ、次いで
ロバートを見ると、普段はブルドッグの様なガッシリ
とした身体の静かなロバートが肩を震わせて泣いて
いるではないか!
「あ…!?」 ショージは電車に乗り込み2人に
声を掛けたくても、涙で詰まってもう声が出ない。
無情にもドアーが閉まり2人が見る見る流れて
去って行く。ランドルは地面にうつ伏して泣いて
おり、ロバートは頭を抱えているのが最後の別れ
となってしまった。
電車のドアーにしがみつくショージは、「ランドル…
ロバート…いつかまた会おうね!ありがとう…
今まで本当にありがとう!」心の友だちがそこに
いた。列車は、ひたすら北欧へと走って行く
絶対絶命!
巨大船のシリアラインがフィンランドの港に横づけ
された。首都ヘルシンキに到着したのだ。まだ朝が
早かったのだが、トラム(路面電車)に乗り込むと
セントラルステーション(鉄道の中央駅)にやって
来た。「ここで新しい生活が始まるんだ…」と感慨も
一潮だ。
「ああ…なんて美しい国なんだろう…」そして
この国にもオペラ座がある。ショージの夢に見た
ロシアはこの地平線の向こうにあるのだ。ショージは
胸一杯に空気を吸い込んだ。「よしっ、行くぞ!」
バレエ団の芸術監督を担っているドーリス・ライネ
女史の部屋に入ると開口一番、「んー、惜しかったわ!
あなたからの連絡が来なかったから、つい先日に
新しいダンサーと契約をしたところなのよ…、
あなたは連絡もして来ないから、いつこのバレエ団に
やって来れるのかも分からなかったものね。残念ね、
また空きがあったらその時ね。」
ショージは身体が凍りつき、あまりのショックに
口が開かなかった。取り敢えず、今何を言われた
のかだけを把握出来たので「さようなら…」とだけ
言い残して、このヘルシンキ国立劇場を後にした。
お先真っ暗とはこの事だ。しかし頭を抱えて
しょぼくれている悠長な時間などはない。財布に
残っている金の事を考えると、もう走るしか
なかった。一体何処に向かって走るのか?本屋だ。
本屋に行き、片っ端からバレエ雑誌を読んだ。
「何処でも良い、本当に何処のバレエ団でも
良いから直ぐに雇ってもらえる所を見つけないと…!
今更、イタリアのバレエ団に引き返すことなど
出来ないのだ」ショージの手元には1か月分の
生活費しかない。仕事がなければもうそこで終りだ。
食べる事も動く事も出来なくなる。「あー、ど、
どうしたらいいんだ…絶対絶命か!?」
(つづく)