半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)第27話

2021-08-01 07:42:22 | webブログ

バレエ教師の半澤です。
いつも当スタジオをご利用頂き、
ありがとうございます!
コロナに負けずに年中無休で頑張っております。
この度、新しい生徒さん、ダンサーに皆様にも
来て頂けるように「お友達紹介キャンペーン」を
する事にしました。

1,新規お友達の体験レッスン1回無料!
2,ご紹介くだされば、その場で1000円キャッシュバック!

平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分は
初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日は朝10時から初級のレッスン、12時から初中級のレッスンです。
ポアントもあります。

皆さま、お待ちしております!

ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)

私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/


連絡をお待ちしてますね!

2021年12月19日(日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。


Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

バリエーションは「タリスマン」です。柔らかい手先を滑らかに回してみます。
所々のポジションは変化しますから、要注意ですね!

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
テレンス先生との出会いとショージの希望
第27話
 ショージの人生を変えたこのイギリス人のバレエ教師と
知りあう切っ掛けになったのは教師テレンスが突然来日して、
ショージの恩師である小川亜矢子(元ロイヤルバレエ
ダンサー)のスタジオ(六本木)の訪れから始まった。
臨時の教師を務めたテレンスは小川に向かって「この
ダンサーたちを使って私の作品を是非日本でやって
みたい…!」との希望があったためであった。

小川は当時、六本木の「一番街」という巨大な総合
ダンススタジオの主宰者だった。そして小川はとても
エネルギッシュに「スタジオパフォーマンス」という
発表会をこの大きなスタジオで毎月行っていたのだ。
この特大のスタジオの壁面には巨大な観覧席が
埋め込まれてあり、引っ張りだせば楽に数百人が
収容出来るマジックスタジオになっている。

ショージはこのイギリスからやって来たテレンスに
大抜擢を受け、今は女優として大活躍している床島佳子
と二人で主役に選ばれたのだ。これにはさすがの
小川亜矢子も仰天して「あ、この子はまだ何にも
出来ない新米のダンサーです。どうにもならない
そこら辺の男ですよ!無理ですよっ!」でも、
テレンスは笑いながら「大丈夫!」ショージも
先輩たちを差し置いて大抜擢された事に驚愕した。
「まさか僕の後ろで先輩たちが群舞として踊るなんて…!」

おまけにバレエをほとんど始めたばかりのショージは
女性と一緒に組んで踊るアダージオは困難を極めた。
自分で踊る事さえも満足に出来ないのに、コンクールで
1位をとっている大バレリーナと踊るなど普通では
考えられない事なのだ。この振付をしたテレンスは一切、
何の文句も言わずに最初から最後までショージを
励ました。そしてイギリスに帰る前に「ショージ、
イギリスに来てみなさい。本場のバレエを見る事は
とても君のためになる…学費が無いのなら学校に交渉
してあげても良いから…」と言い残しイギリスに帰って
行った。

ロンドンのバレエ学校 オーディション!

テレンスの自宅で話を聞いたあと、行く先のない
ショージは取りあえずテレンスの自宅に厄介になった。
次の日にコヴェントガーデンにある「アダン・バレエ
アカデミー」と言うバレエ学校にテレンスに連れられて
行った。見た事も無いような、相撲とりのように大きな
体型の女性と、テレンスがヒソヒソと怪し気な会話を
した。実はこの驚くほど太った女性こそ、この「アダン・
バレエアカデミー」と言う名のバレエ学校の校長だった。
生徒たちは彼女をミス・アダンと呼んでいる。

テレンスが「ショージ、すぐに稽古着に着替えなさい!
今から直ぐにレッスンが始まる」ショージは言われる
ままに着替えた。そしてショージと同じような年齢層の
ダンサーたちがたくさんいる稽古場に付いて行った。
金髪の女子やジンジャーヘアーと呼ばれる生姜色の頭を
した男もいた。褐色の肌をした男のダンサーやら黒人の
ダンサー、中には「あれっ!?日本人か?」と間違える
ほど日本人にそっくりな中国人のダンサーもいる。
ショージは今まで日本人しかいないところでバレエの
レッスンをしていたのでこれには圧巻だった。
(つづく)