半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)第32話

2022-01-07 07:54:31 | webブログ

バレエ教師の半澤です。
謹賀新年 明けましておめでとうございます。
本年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、水曜日、金曜日の
夕方5時20分は子供の初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日は朝10時から初級のレッスン、12時から初中級のレッスンです。
ポアントもあります。

皆さま、お待ちしております!

ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)

私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/


連絡をお待ちしてますね!

2021年12月19日(日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。


Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

バリエーションはジゼルより1幕のVaです。
踊りが大好きなジゼルが楽しみながら踊る様を感じつつ
振り付けを大事に踏みしめてみましょう。
さ、やりましょう!

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
鰹節の香りのレオタード
第32話
ショージはバレエ学校に着いてから、更衣室に行き、
自分のバッグを開いてその中身を見て白眼を剥いた。
「ギョエーッ!?」ショージのバレエの稽古着が
ご飯と鰹節でまみれているのだ。それだけなら良いが、
鞄を開いた瞬間に更衣室にいた全員が「うわーっ!
臭っせ~っ!」と部屋から飛び出して行った。
ショージも思わず自分の鼻を摘まむほどだった。
取りあえず食べられそうな飯つぶはラップに戻した。
それだけが唯一の昼飯なのだ。

「稽古着からくっついて離れないご飯と鰹節を除去
しなければ…」ショージは、近くのゴミ箱にその
稽古着に付いた飯を手で摘まんで捨ててしまった。
これがまずかった。ごみ箱に放置した状態では
更衣室に臭いが充満してしまう。せめてビニール袋に
入れて捨てれば良かったのだ。だがショージは
そこまで繊細な神経を持ち合わせてはいなかった。

あらかた飯つぶが取れたところで、ショージは
その稽古着に着替えた。それしか稽古着が無いの
だから仕方がないのだ。稽古着は完全に鰹節の
臭いになっている。だからといってバレエを休む
訳にはいかない。

ショージが稽古着に着替え終わり稽古場に入って
行った。そしてウォームアップをしていると女の子
たちは「キャーッ!臭過ぎる~!」と大袈裟に
叫んで出て行った。ショージはその日以来、皆から
異様な目で見られるようになってしまった。そして
挙句の果てに「スティンキー・フィッシュ」(臭い魚)
と言うあだ名が付けられてしまったのだった。
(つづく)