バレエ教師の半澤です。
新年明けましておめでとうございます。
2024年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
連絡をお待ちしてますね!
2024年12月28日(土曜日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
バリエーションは考え中です。
男子も自分の好きなヴァリエーションしましょう!
さ、やりましょう!!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第3話
登場シーンでは王子と友人の4人での僅かな踊りと戯れる
ような芝居が5分ほど…。ここで女王が登場すると、
ショージと女性ダンサー2人がそっと袖幕に消えて行く。
7分あまりの出番を待つ間、ショージは今日自分の踊りが
試されるための精神的な準備をした。
通常、ソリストが踊る「パ・ド・トロワ」(3人の踊り)
の出番はたったの2回だ。王子の友人として場を盛り
上げて次の話に繋ぐだけの役である。が、この役の男性
1人と女性2人はバレエ団でも非常に実力のある者が
選ばれる。
この準主役ともなるべき脇役は女性にしても男性に
しても憧れの主役になるための一つの登竜門でもある。
普通なら喜ぶべき大抜擢なのだが、ショージにとっては
一つの試験であった。ハンガリー国立バレエ団の全ての
ダンサーはハンガリー人だ。そんな中、日本人ダンサー
を客がどのように判断するかだ。
何処からともなく突然この国立劇場にやって来て、
170人編成の大バレエ団の唯一の外国人として
迎えられたのは、ロシア人でも無ければアメリカ人や
イギリス人でも無いバレエ団の中でも最も小さい
日本人のショージだった。
第一幕の開演から20分後にハイライト・シーンである
王子の友人たちの踊り「パ・ド・トロワ」へと続く。
女性2人とショージの3人一緒に踊る場面を終え、
次はヴァリエーションと呼ばれる、女性1人きりでの
踊りが1分30秒。次いでショージの1分12秒の
踊りを終えた。客席から沸き起こる拍手喝采は予想
以上に大きかった。ショージは日本人らしく深々と
頭を下げ、観客に応えた。そして今、2人目の女性の
踊りが舞台上で行われている。
舞台で挨拶を終え、袖幕に走りこんだショージの足の
裏の筋肉が痙攣(けいれん)を起こした。額から汗が
ボタボタと流れ落ち、折角丁寧に時間を掛けて塗った
アイラインやシャドウも滲んで滴り落ちてしまった。
ステージサイドに置かれたスピーカーから聞こえて
来るのはオーケストラピットから勢い良く流れ出る
音楽。次のショージの出番までの時間は残り1分
30秒ほどか…。
(つづく)