半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!) 第23話

2024-11-27 08:15:34 | webブログ


バレエ教師の半澤です。
火曜日から土曜日までの朝は11時からレッスンやってます。
水曜日と金曜日の5時20分からは、小学生を対象とした
レッスンをやってます。
夜は火曜日から金曜日まで7時からです。土曜日は夕方の6時からです。
祭日は月曜日も他の曜日でも朝11時からです。


皆さま、お待ちしております!


ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)


私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/



連絡をお待ちしてますね!


2024年12月28日(土曜日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。


Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。


スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。


バリエーションはパキータより第4ヴァリエーション「アルミードの舘より」です。
男子も自分の好きなヴァリエーションしましょう!
さ、やりましょう!!


連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp


ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
モスクワ空港に到着
第23話
日本からは遥か遠いモスクワまでようやく辿り着いた。
国際線ロビーだと言うのに、明りが点いておらず、
薄暗いターミナルの中で8時間も次の乗り換えの
便を待たなくてはならない。初めて外国に来た
ショージはこんな極寒だとは知らずに軽装で
旅立ってしまったのだ。あまりの寒さで死にそうで
あった。


ふと見れば何故か「ラーメン」と書いてある文字が
まず目についた。おまけに日本にしかないと思って
いた料理のサンプルがガラスのケースの中に並んで
いる。「腹も減っているし、まあ美味しそうなラーメン
そうだから食べてみるか…身体も温まるに違いないし…
でも1200円はちょっと高過ぎるけど…」


ショージは「よしっ!ラーメンを食べよう!」と
レストランに入った。かなり太めの体格で青い目を
したウエイトレスが黙って椅子に座ったまま動かない。
入口から入ってカウンターに座ったショージを
じっと見ている。その姿は笑顔などなく、まるで
不貞腐れているように見えた。


ショージは「ラーメン、プリーズ!」と注文したら、
そのやる気の無さそうなウエイトレスが30分以上も
待たせてやっとラーメンを持って来た。その器の
中身を見てショージは驚いた。全くサンプルとは
似ても似つかない代物だったのだ。なんと40円で
売っている乾麺のインスタントラーメンを持って
来たのだ。中身はネギやチャーシューなどの具が
全く入っていないにもかかわらず「こんなものが
1200円もするのか!」しかも麺は完全に伸びて
しかも冷めていた。


ショージは腹が立って「これは何だ!」と声を強めて
ウエイトレスに向かって言った。今度はロシア人の
大きなウエイトレスがショージが咳き込むほどの
大声で「ラーメンっ!!」と答えた。ショージは
諦めた。その通りだからだ。


金は注文と同時であったからどうせ戻って来ない。
下手したらそのまま警察にしょっぴかれてモスクワの
凍りつく刑務所に拘留させられたりしたら堪らないと
直感したのだ。ソ連は驚くほど怖い所だと誰かに
聞いた事があった。黙って退散する方が自分のためだと
悟ったのだ。これほどまずいラーメンをショージが
食べたのは初めてであった。
(つづく)



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