闘う白鳥―マイヤ・プリセツカヤ自伝マイヤ プリセツカヤ文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
ロシアのボリショイで活躍されたスターバレリーナ、
マイヤ・プリセツカヤさんの自伝です。
先日、ナタリア・マカロワさんの自伝をご紹介させていただきましたが、
同時代の旧ソ連で活躍されたという共通項がありますね。
本文によると、ご本人が文章を自らつづられたようで、
ちょっと読みづらいかな~という部分があったりもしますが、
それがまた、体制と闘いながらバレエを追求した
ご本人の生きざまを感じさせたりして、味わい深いです
ナタリアさんは結婚生活などは全く触れていらっしゃいませんでしたが、
マイヤさんはご主人のシチェドリンさんとの出会いなども
述べられていて、そういうくだりになると、何故か顔がニヤニヤ・・・
スターも人の子ね・・・といったところでしょうか。
体制からの圧力を受けながらも「カルメン」を完成させたり、
かなりご高齢になっても踊り続けられたり、
そのバイタリティには頭が下がります
この本を読むと、私はこんなに情熱を持って
バレエを踊り続けることができるだろうか・・・と考えてしまいました
夏バテでだらけそうな時にお勧めの一冊です