ポチとわたし

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず・・久しくとどまりたる例(ためし)なし」

2007年05月20日 | 日記
冬の間暖かい東南アジアの島々、オーストラリア北部で過ごしたツバメは、
海を何千キロも超えて日本に帰って来ます。海面すれすれを、集団ではなく一羽ずつ飛んでくる。3月の中頃から日本の暖かい地方でみられ、飛行速度は普段は時速50キロくらいで、最高200キロくらい出せます。足は弱く、地面にはあまり降りない、飛びながらエサをとり、水を飲み、水浴びします。ドロと枯れ草に自分のだ液をまぜ巣を作り、オスメス一緒に巣作りを行います、一週間くらいで完成。
(古い巣を直す場合は1、2日で済みます)安全な人家に作ります(ツバメは害虫を食べるので大事にされた)ツバメは年に二、三度4~7月に繁殖を行い、一日1個(長さ19mm)、3~7個の卵をうみます。巣立つとすぐに飛ばなければならないツバメは体力が必要なので巣立つまでに3週間かかります。
同じくらいの大きさの鳥と較べて長い体力作り、巣立ち間近になると羽ばたきの練習をし、巣立ってからはもう巣にもどらなくなり電線などにとまります。しばらくは親からエサをもらい実践訓練も受けます。ヒナはまだ燕尾(えんび)はなく短い尾なのでそれとわかります。巣立ってから2週間ほどで自分でエサをとれるようになり。その年生まれたヒナはほかのヒナたちと一緒にしばらくは町中で暮らし親鳥はもう一度産卵し子育てをします。何千、何万という数になり、秋の涼しい風が吹くと旅立ちます。渡る時期は日の長さで、渡る方向は太陽や星の位置から
決めていると考えられています。
 このツバメも、こんな生き方をするんだ…元気に育ってほしいです。観察します。