夕べは波の音が祭りの太鼓のように聞こえていた。
気圧計992hPa指していた。
ほしいもを買った。
おばさんの所ではカンバといっていた。
硬いヤツだ。
火で炙ると軟くなるのだが、
子供のころはそのまま齧る…。
冬休みにはあったと思う、
おばさん所は駄菓子屋が遠いので
一人では行かせてもらえない。
おやつは、ほしいも、干し柿。
あられ、へぎもち、
あられはひちりんに炭をいこしてから…
気長に見て待つ、
ズンズンと形を変え膨らんでくる、
金網のフライパンを合わせた器械の中、
振る振る、焦げるから、
一度では少ないので二、三回。
まだ食べさせてくれない、
ほしいもをかじりながら見ている僕がいた。
なつかし…牛もいた、わらきりの刃怖かった。
麦も作っていた…。麦踏みもした。
霜柱がパリパリとなった…。
日本の農業の行方は…。
北西の風強し、
波がオールバックになる。
万年亀、波に耐える。
まだ干潮…。