時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

主題歌よりも挿入BGMが気になった

2009年11月23日 | 音楽全般

今は、時間の無さのせいもあり、テレビをあまり見なくなってしまった。
子供の頃が一番テレビを見てたと思う。
見たい番組のスケジュールは、いつも頭の中に入っていたものだ。
何曜日の何時に何チャンネルでどんな番組があるか・・というスケジュールが。

で・・

テレビ番組を見てると、主題歌を気に入ることはよくあったが、それ以上に、番組内で流れるインストのBGMが気に入ることも多かった。

例えば・・

「巨人の星」に流れたBGMで、
1、低音部を活かした、ゆったりとしたビート感のある曲で、緊迫した場面に流れた曲。主に飛雄馬がマウンド上で球を中々投げない時に流れてた曲。
2、決め球が打たれた瞬間に流れた曲。
3、特訓をしてる時に流れた、軍歌みたいな勇ましい曲。
など。

「魔法使いサリー」で流れた、登場人物が日常のウキウキ気分の時などに流れた、明るい曲。

モノクロ「おそ松くん」で流れた2種類のBGM。
一つは、チビ太などが場面に入ってくる時の、軽快で明るい曲。
もう一つは、古い映画音楽に出てくるような、けだるくもオシャレな名曲。ちょっとジャズっぽさもあった。
この曲には、私は心底影響を受け、今も心に深くしみ込んでいる。
自分でメロディを作る時、このBGMのイメージを追っている場合もある。


「チャコねえちゃん」(だったと思う)に出てきた、日常の心温まるシーンで流れた、けだるさの中にも切なくセンチメンタルな感じのあったBGM。
この曲も、深く私の心にしみ込み、曲作りをする場合に、このエッセンスが出てきてしまうこともある。

主題歌のみならず、BGMも重要だった。

それは今の番組でもそうだろう。
BGMで名曲が出てくることも多い。

ある意味、主題歌よりもBGMの方が、作曲家は自由に曲を作れるのではないだろうか。
時には「遊び」みたいな曲も、番組内BGMでは必要なこともある。
番組作りをしてる人にとっては、それこそ色んなタイプのBGMが必要になる。
だから、音素材(BGM素材)はいくらあってもいい。

ある意味「数打ちゃ当たる」みたいな部分もあるし、いろんなタイプの曲があるにこしたことはない。
もちろん、その中では「ほとんど使われなかった曲」も出てくれば、頻繁に出てくることもある。
作りおき・・・それは案外大事。

とりあえずこんな曲も作っておこう・・・そんなスタンスで音楽作りをしてると、やはり主題歌よりも番組内音楽のほうが自由度は高いだろう。

だからこそ、思わぬ名曲が出てくる曲もある。
作曲家の「趣味」で作れる曲もあるはずだから。

一般人リスナーがこういう「番組中のBGM」を聞きたい時は、その番組のサントラアルバムを買うか、番組DVDの特典として収録されてる音源を聞くしかない。
実際、特定の番組のサントラアルバムやDVDはけっこう出ているからね。
私もそういうアルバムやDVDを買ったことはある。

だが、そういうアルバムやDVDでは、BGMのバージョン違い(しかも短い)は何曲も収録されてたりする。
それは、番組制作者にとっては大事なものだが、一般リスナーとしては聞いてて飽きてくることもある。

いっそのこと、色んな番組のBGMの中から名曲・名バージョンだけを抜き出した「BGMオムニバスアルバム」、「ベストオブBGM」アルバムでもあればいいのに・・・なんて思うこともある。

でも、あまりにもカルトな企画案ではあるので、実現は難しいかなあ。

少なくても、そういうコンピレーションアルバムって・・・まだないよね。
だから、ダメ元で書いてみました。


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