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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

懐メロになったフォークソング

2015年10月28日 | 音楽全般

昔、親が見ていた「懐メロ」番組では、歌われたり流されたりした曲は、流行歌や歌謡曲と呼ばれた楽曲だった。

 

 

 

だが、最近では「懐メロ」という言葉の他に「青春のフォークソング」という言葉も増えてきた。

 

「懐メロ」と「青春のフォークソング」とでは、呼び方が違うが、実質上の意味合いは同じだろうと思う。

 

 

 

つまり、フォークソングは・・・昔流行ったフォークソングは、「懐メロ」になったのだ。

 

昔流行った流行歌や歌謡曲がやがて「懐メロ」になったように。

 

 

 

ならばいっそ「昔フォーク」も「懐メロ」のくくりに入れてしまってもよさそうなものだし、流行歌や歌謡曲の懐メロ番組に入れてしまっても意味合い的にはよさそうな気もする。だが、「昔フォーク」はあえて「懐メロ」と呼ばずに「青春のフォーク」という呼び方をする場合がある。

 

 

 

というか、むしろ「懐メロ」とは呼んでほしくない・・みたいな空気を感じることもある。

 

 

 

それはなぜだろう。

 

 

 

昔、邦楽のチャートが歌謡曲や流行歌で占められていたところに、フォークソングが出てきてチャートインし、どんどん市民権を得ていった時、それまでの歌謡曲や流行歌への対抗心や、ちょっとした反発心、否定心みたいなものがあった。

 

だからこそ、若者に受け入れられた部分はあったと思う。

 

 

 

だが、年月がたつにしたがって、フォークがチャート内に入ってくるのが普通になり、やがては歌謡曲寄りのフォークも出てくるようになった。

 

そうなると、初めの頃のフォークにあった、既成の歌謡曲や流行歌への対抗心や反発感も薄らぎ、今やロックもそうなってきている感はある。

 

いずれ、邦楽ロックも「懐メロ」の仲間いりするのだろう。ただ、フォーク同様に、「懐メロ」と呼ばれるのは嫌がりそうな気はする。

 

懐メロフォークが「青春のフォーク」なら、懐メロロックはどう呼ばれるようになっていくのだろう。

 

 

 

 

 

なんにせよ、「青春フォーク」が「懐メロ」と呼ばれるのを嫌がっているように思えるのは、最初の頃にあった「既成の歌謡曲への対抗心」がかすかに心の底にあるからではないだろうか。

 

ちょっとした、意地・・・そんな感じで。

 

あくまでも、歌謡曲や流行歌とは別物なのだ・・・そんな気持ちと共に。

 

 

 

 

 

ちなみに、ロックには、当時歌謡曲への対抗心もあったが、フォークへの対抗心もあったように思う。

 

だとしたら、懐かしの邦楽ロックが、フォークのような感じで「青春のロック」みたいに呼ばれるのは嫌がりそうな気はする。

 

 

 

だとしたら、懐かしの邦楽ロックが、どう呼ばれるのだろう。

 

まだ「決めて」はないように思うが、いずれ懐かしの邦楽ロックの呼び方にも、一定の呼び方が定着するのかもしれない。

 

 

 

古い歌謡曲や流行歌 → 懐メロ

 

 

 

古いフォークソング → 青春のフォーク

 

 

 

古いロック     → ??

 

 

 

 

 

ちなみに、海外では、古いロックの名曲を「クラシック」と呼んだりしている。

 

 

 

クラシックだったり、ロッククラシックだったり、クラシックロックだったり。

 

 

 

 

 

ということは、懐かしの邦楽ロックも、クラシックとか「古典」とかの呼ばれ方になってもおかしくない気はする。

 

ロック側にとっては、クラシックや「古典」という呼ばれ方には、拒否感はない気はする。

 

少なくても「懐メロ」と呼ばれるよりは。

 

 








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