現在プロ野球には、クライマックスシリーズというものが導入されているのは、ご存知の通り。
リーグ優勝したチームが、まずあって。
リーグ戦で2位と3位になったチームが対戦して、それに勝ったチームがリーグ優勝した
チームと改めて戦うシリーズがクライマックスシリーズだ。
で、それに勝ったチームが晴れて日本シリーズに出場できる・・というわけである。
このシリーズは、ちょっとしたミニ日本シリーズみたいな感もあり、それなりに白熱することは確かではある。
ただ、そこには割り切れないものもあるのも確か。
というのは、リーグ優勝したチームがクライマックスシリーズに負けると、日本シリーズには出られないという点。
もちろん、リーグ優勝したチームには、クライマックスシリーズでそれなりの優位性も与えられてはいるのだが、短期決戦ゆえに、ちょっとチーム状態が良くないと、クライマックスシリーズに出れないこともあるのだ。
実際そういうケースは過去にあった。
そうなると、リーグ優勝した価値がかすんでしまうような雰囲気がある。
まるでリーグ優勝したことなど、なかったかのような錯覚に陥ることもある。
そのへんに、どうも割り切れなさを感じてしまうのだ。
クライマックスシリーズで勝つことより、リーグ戦で優勝することの方がよっぱど価値があると思うのだが・・。
もっとも、過去のシステム・・・・リーグ戦で優勝したチームがそのまま日本シリーズに出るシステム・・・でも、たとえリーグ戦で優勝しても、日本シリーズで負けると、リーグ戦優勝の価値が少しかすんでしまうように思えたことはあったのだが・・。
ともあれ、リーグ戦で優勝したチームとしては、クライマックスシリーズで負けて、日本シリーズに出れないのは、割り切れない思いはあるはず・・・。
そういえば、昔パリーグでは、リーグ戦を前期と後期に分けていたことがあった。
で、日本シリーズに出れるのは、前期優勝チームと後期優勝チームが戦って、勝ったチーム・・・・というシステムだったと思う。
前期・後期システムと、クライマックスシリーズのシステム、どちらがいいのかは分からない。
クライマックスシリーズを導入する時、おそらく、以前の前期・後期システムという選択肢もあったはず。
でも、あえてそうせず、クライマックスシリーズというシステムを選択したのは、それなりにそちらのほうが良いという理由があったのだろう。
まあ、クライマックスシリーズを導入することで、それなりに白熱してはいるので、それを支持している人は多いのかもしれない。
でも・・・やはり、リーグ戦優勝の価値がかすんでしまうという点だけは、デメリットだと思えてならない。
リーグ戦で優勝したことの価値が薄れないような方法は、ないのだろうか。
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