時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

千葉の岩井海岸と「ちむどんどん」

2022年07月22日 | 

岩井海岸の近くの、あの三角の山。

 

 

2015年の秋、私はふと思い立ち、千葉県の館山方面に旅行し、その時は岩井海岸の宿に泊ったことがあった。

その旅では、房総半島の先端に行くことや、里見八犬伝の舞台になった場所を見ること、それと小学校時代に臨海学校で行った岩井海岸に数十年ぶりに再び行ってみること・・・などの目的があった。

その旅では、何十年も私の中で「幻の風景」であり続けた場所をピンポイントに特定することもでき、感慨深いものがあった。

 

その時の旅行に関しては当時このブログに旅行記を書いた。

 

ただ、その時の旅行や、その旅行記の中では、私の中で曖昧に終わったポイントも、実はあった。

それは、岩井海岸で見た、妙に気になった山のこと。

岩井海岸で海を見つめて立つと、左右に岩井海岸を守るかのように海に突き出た岬があった。で、その左右の岬のうち、右側の岬の中途に、その山はあった。

低い連山が連なっていたのだが、その中でひときわ目立つように、三角形の形をした・・・というか、おにぎりのような独立峰みたいな山があった。

その三角形の山だけ、周りの山より高くなっており、連山の中に組み込まれるのを拒んでいるかのような印象があった。

 

その風景は、2015年に岩井海岸に再訪するまで、まるで忘れていた山だった。

でも、2015年に岩井海岸に立った時に、遠い小学校時代の記憶がよみがえったのを覚えている。

「そういえば、こんな山あった、あった。見た覚えがある」と思ったのを覚えている。

小学校時代に一度だけ見たその山を、まだ覚えていた・・・というだけでも、その山は私の中に印象深かったのだろう。

 

妙に気になる山ではあったのだが、小学校時代の臨海学校でも、2015年の岩井海岸再訪の時にも、その山の名前はわからなかった。

2015年に旅行記を書いた時にも、それなりにネット検索で調べてみたのだが、どうも私の検索の仕方がイマイチだったようで、その山の名前の情報までにはたどり着けなかった。

 

で、今回ふとまた思いだしたので、再びあれこれ検索してみた。

 

すると・・判明した!やっとあのおむすびみたいな山の情報にたどり着けた。

 

 

その山の名前は、浅間山(せんげんやま)というらしい。

で、その山には神社があり、その名も「浅間神社」というそうな。

 

浅間神社・・・、この名前は、日本の各地で見かけたことがある名前だ。

実際ちょっと調べてみただけでも、日本の各地にある。

岩井海岸の浅間神社に関しては、単に「浅間神社」というワードだけで検索すると、ピンポイントには情報にたどり着けないかもしれない。

「岩井袋 浅間神社」という感じで検索しないとすぐにはたどり着けないと思う。

というのは、その神社と山の入口は岩井袋という小さな漁港にあるからのようだ。

岩井袋は、岩井海岸の右に見える岬の向こう側にある漁港らしい。

つまり岩井海岸にとっては岬を挟んで隣の場所ということか。

もっとも、私はまだその漁港には行ったことがないので、あまり突っ込まれても困るのだが(笑)。

 

で、この「岩井袋 浅間神社」があるのが、上記の三角おむずび型の山というわけだ。

 

岩井海岸から遠目で見ただけだと、ここに神社があるなんて気付かなかった。

まあ岬の向こう側なら、気づかなかったのも仕方ないのかもしれない。

ただただ、このおむすび型の山の妙な存在感が気になった。なんか、特別な存在感を感じていたから。

 

なぜ、この山を再び検索しようと思ったかというと、NHK朝の連ドラ「ちむどんどん」で、浜辺で相撲をするシーンがあったから。

このドラマは沖縄が大きな比重を占めているドラマで、なおかつ主要人物たちは関東に出てきて鶴見という町にたどり着いた設定になっていた。

鶴見は東京湾近くの町だが、浜辺みたいなものはなかったと思う。勘違いだったら申し訳ないが。

それがなぜ、ロケ地が岩井海岸になっていたのか、当初不思議だった。

もちろんドラマ内では、ロケ地が岩井海岸であることなどは公にされてなかった。

だが、キャラたちが浜辺で相撲大会をしているバックには、遠景で「どう見ても岩井海岸にしか見えない」風景があった。

それは、岬の中途に見えた浅間山のせいだ。

岬の途中に三角おむすびのような浅間山が見える風景は、私は岩井海岸にしか思えなかった。それほど、あの浅間山の存在は特徴的だった。

 

もしかしたら他の場所にもああいう風景があるのかもしれない・・・と思って、「ちむどんどん」のロケ地を調べてみたら、案の定あの相撲大会のシーンは岩井海岸で撮影されたことが判明。

「やはりそうだったか。」と思った。

 

で、私の中で再びあの三角おむすびのような山が気になり、より細かく検索してみたら、あの山の名前も判明したというわけだ。

 

一度でも、岩井海岸の現地に立ち、あの風景を見たら、けっこう印象に残ると思うのだが。

実際に岩井海岸であの風景を見た私にとっては、あの風景は岩井海岸のちょっとしたシンボルのようにも思えている。「ちむどんどん」であの風景を見て「もしやあれは岩井海岸ではないか」と思ったくらいだから。

 

調べたところ、あの浅間山は標高93メートルだそうな。

どう考えても低山だよね(笑)。

でも、遠景で見ると、あの存在感は目立つのだ。

 

神社の脇から山の上の方に続く1本道の階段道があるそうで、それを昇っていけば山の上の方には出れるそうな。

 

 

岩井海岸からは十分に歩いて行ける距離だと思うので、いつかまた岩井海岸に行くような機会があれば、あの浅間山に登ってみたい。少なくても、行ってはみたい。

 

私は登山の趣味はないのだが、そんな私でもあれぐらいの高さなら昇れそうな気もしてるが、実際に行った方の話によると、滑落の危険性はあるので、決してなめてはならなそうだ。行こうと思ってる方、お互いにその辺は気をつけましょう。慎重に。

 

 

↑ あの山の逆側にある岩井袋漁港方面からは、神社もあり、上に登っていける階段道もあるらしいが、この写真の岩井海岸側から見る浅間山は山肌が荒れていて危険らしく、山のふもとの道路も封鎖されてるらしい。確かにこの写真で見ても、岩肌が露出してて、かなり急な崖が目立つ。なので、この岩井海岸側から登るのは危険で無理なのかもしれない。登るなら、逆側の岩井袋漁港方面からなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 


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