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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ケルト  bY  マイク・オールドフィールド

2024年07月09日 | 音楽全般

私にとってはベーシックなミュージシャンのひとり、それがマイク・オールドフィールド。

私にとっては、サウンドクリエーターとしては究極の存在であり、神にも等しい。それがマイク・オールドフィールドなのだ。

マイクというと、エクソシストのテーマ「チューブラーベルズ」のイメージが一般的には強いが、それはマイクの才能からしたら、ごく1部の要素でしかない。

むしろ、エクソシストのテーマのイメージが強いことは、ファンとしては不満でならないぐらいに私は思っている。

 

思えば、ロンドン五輪の時、その前の北京五輪のラストで、次の五輪の開催地であるロンドン五輪へのデモンストレーションで、元レッドツェッペリンのジミーペイジが出てきて「胸いっぱいの愛を」を演奏した。

そして、ロンドン五輪の実際の開催式では、マイク・オールドフィールドが出てきてロンドン五輪のオープニングの音楽監督を担当し「チューブラーベルズ」特別バージョンを披露した。 

さらに、ロンドン五輪の閉会式ではポールマッカートニーが出てきて「ヘイ・ジュード」を演奏した。 

五輪では、その開催国は国の威信をかけて、その国を代表する人物を選ぶ。

ロンドン五輪でイギリスを代表する音楽家として、マイクは、元レッドツェッペリンのジミーペイジと、元ビートルズのポールマッカートニーと同格の存在なのだ。それほどイギリスを代表する音楽家とみなされているし、イギリスが世界に誇る人物なのだ。

そう考えると、マイクが日本ではエクソシストのイメージでみなされがちなことに、私には納得できていない。

たとえば、今回取り上げるマイクの曲「ケルト」を聴いていただければ、おわかりいただけるのではないか。

「ケルト」はマイクの中では、決して有名な曲ではないし、代表曲というほどではない。むしろ、マイクの中では小品な曲である。

曲の存在意義としては、アルバムの中の収録曲のひとつでしかないのかもしれない。

でも、たかが小品の1曲ではあっても、わたしの尊敬するマイクの魅力は詰め込まれていると思う。サウンド、メロディライン、ギターのフレーズや音色、どれもマイクらしさが出てると思う。

解説文にもあったが、あの世紀の名作アルバム「オマドーン」のクライマックス部分を彷彿させるサウンド。そう、あのクライマックス部分を抜き出して長調にして、凝縮させて短くまとめたような出来。

 

ゆったりとした女性ボーカルのメロディ、宙をかけめぐるような流麗なギターフレーズの音色は、ちょっと聴いただけでもすぐにマイクの音だとわかる。

そしてそのサウンドのバックには、平和なユートビアまで見える気がする。それこそマイクの音樂の真骨頂。

私の敬愛するマイクのサウンド、ここにあり!という感じの曲。

だから紹介したい。

 

マイクというと、チューブラベルズがそうであるように、大作曲のイメージが強い。

とはいえ、前述の通り、今回取り上げるのはマイクの中では小品的な曲。

グレイテスト・ヒッツのようなアルバムには、中々収録されない曲かもしれない。

「QE2」というアルバムに入っていた曲で、タイトルはズバリ「ケルト」という曲。

小品的な曲ではあるが、そのサウンドは、大作曲のクライマックスパートのような仕上がりの曲。

どうだろう?エクソシストのテーマソングとは、全然違う曲調ではないか?

でも、マイクファンが聴いたら、一発でマイクの曲とわかるのでは?

 

 

 


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