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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「新耳袋 殴り込み」シリーズ

2013年11月07日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

このシリーズは私は元々は知らなかった。

レンタルビデオ屋で、何か心霊モノのDVDを探していて、主だったものは見てしまって、新たに何か面白い心霊シリーズは無いものか・・・と思い、何気に手にとって借りてみたのが、このシリーズを知るきっかけだった。

で、見始めたら・・・

これが、強力に面白い!

今ではすっかりこのシリーズにはまってしまっている。

これは一応、心霊ドキュメント作品であり、再現ドラマや、ホラードラマではない。

あくまでも、心霊スポットと呼ばれる場所にメンバーが潜入し、そこで何が起きるか、どんなものが撮れるかを検証した作品。

だが、このシリーズは、単なる潜入レポートなだけではない。

その潜入の仕方が・・・なんていうか、罰あたりであり、おバカでもあり、命知らずでもある。

心霊モノであるのは間違いないのだが、怖いと同時に笑える作品でもある。

これは・・心霊バラエティみたいなノリもある。

 

怖いと同時に笑え、罰あたりぶりにハラハラもする・・それはなぜか。

なにせ・・

例えば・・

女の幽霊が出ると言われている廃墟ロープウェイに深夜に忍び込み、居るか居ないか分からない女幽霊に向かって「愛の告白」をしたり。

廃墟に忍び込んで、魔法陣を描いて、悪魔召喚の儀式をしたり。

霊が巣食うと言われる場所で、居るか居ないか分からない幽霊に、ブリーフ一丁の姿で「とりついてみろ!」と叫んでヘンな踊り(?)をしたり。

樹海に行って、呪術中であろう「藁人形」を拾ってきて、それをメンバーの一員にしたり、その藁人形を氷漬けにしたり。(この時は、それを中心になって行ったメンバー2人が胸の骨を折る・・という事件が実際にあった)

録音された「霊の声」を集めて、どれとどれが同じ「声」かという、神経衰弱ならぬ「心霊衰弱」をしたり。

霊が必ず現れる部屋にこもって、暗闇の中で執筆活動をしたり。

発光体がうごめいている部屋で、寝たり。

いるかいないか分からない霊に向かって「出演交渉」をしたり。

いわくつきの場所で、ラップ口調で、こっくりさんをやったり。

 

その他、このスタッフたちの手口は色々ある。

見てて「いくらなんでも、そんな罰あたりなことして大丈夫か?」と心配したりするぐらいだ。

その手口があまりに無謀で、なおかつおバカでもあるので、笑えてしまうのだ。

だが、それを心霊スポットに潜入して、深夜に実践してる「怖さ」もある。

また、実際にオーブや、発光体や「霊の声」は撮れていたりするから、恐ろしい。

特に、正体不明の生き物のような「黒い影」が廃墟を移動するのをとらえた映像は、かなり怖かった。

 

これは、心霊スポットに潜入して、霊を「挑発」しておびきよせ、それを映像や音声で捉える・・・そういう目的の作品なのだ。

なので、霊に向かって失礼なことをしているのは間違いないわけで、だからこそ「挑発して召喚する」わけである。

はっきりいって、こんなことをされたら、霊だって怒るだろうし、何より霊にとっては迷惑であろう。

おちょくっていると捉えてもおかしくないから。

世の中には色んな心霊ものはあるが、こんなスタンスで霊に向かう作品は、他に見たことがない。

作品中、「定番」となった、心霊スポットでギンティさんの「白いブリーフ姿になって、変な踊りを踊る姿」や、力也さんがチープなかぶり物を装着して、安っぽいヒーローの格好で心霊スポットでバカげたことをする姿は、見ててハラハラするだけでなく、笑えてもしまう。

 

このシリーズは、劇場公開の映画作品ではあるのだが、かなり人気があるらしく、何本も製作されている。

上映館の観客動員記録をうちたてたほどだ。

こういう心霊作品、他にあまり無いし、実際に面白いので、人気があるのだろう。

じゃなかったら、こんなに何本も製作されたりしないだろう。

 

私にとっては、稲川淳二作品と双璧をなすぐらい、お気に入りのシリーズだ。

 

とりあえず・・

毎回お馴染みのメンバーが出演しているが、こういうことをして、何か日常の生活に悪影響が出ていないことを祈るばかりだ。

でも、申し訳ないけど、見てる分には・・・・面白い。

しかも、かなり。

 

次回作も、期待しています。

 なんだかんだで(笑)。

 


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