ふうふう、息つく。
足どり、重い。
軽くは ならぬこともない。
ほんとは ならぬこともない。
されど 気付けば足元に。
何かまとわりついている。
それが一体、なんなのか。
知っている気も しているが
知らない何かの気もしてる。
どうにも それが邪魔なのだ。
ただそれだけは 言えるのだ。
さりとて 邪魔者あつかいは
とうていできない&できっこない。
なぜなら、それも一部なり。
それがあるから 救われた、
そんな下りもあったっけ。
それがあるから 動けずに、
見送ることもあったのだ。
ほうら、ほらほら そこにいる。
やんわり、じわり。 やはり、ふう・・。
おいらはやはり、ふうなのだ。
思えば、あいつもふうだった。
思えば、あそこもふうだった。
きっと たぶん おそらく やはり
多くの人も ふうなのだ。
とっとこ とっとこ ダッダダ ピタリ。
ズッズッ ザッザッ そより ひゅー。
音は数々あるけれど、
おいらの足元、重いまま。
お天道様に ごあいさつ。
誰もが好きなわけじゃない。
誰もが嫌いなわけじゃない。
時にはサイの目 おせっかい。
気分次第で おせっかい。
ふうふう 息つく。
足どり 重い。
やっかいかいの グルグルリ。
すっからかんにゃ まだ遠い。