時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

あわや記憶の喪失・・というより、紛失・・・・??

2012年03月21日 | 

実は、ここ数日、暗い気持ちでいた。

それは・・デジカメのメモリーカードのせいであった。

メモリーカードの数がそこそこ溜まってきてたので、まとめて空き缶の中にしまったのだが、実は・・・しまったのはいいが、どこにしまったか忘れてしまっていた。

もともと、パソコンの置いてある机のわきにバラバラで置いてあったのだが、そのままじゃいつ何どき、カードのどれかがなくなるかわかったもんじゃない。

なので、どこかにまとめておこう・・と思って、家の中に空き缶を見つけ、そこにしまったのだが・・・。

なまじフタをしめてしまったがために、どこにしまったか分からなくなってしまっていたのだ。

 

その間・・

 

もしや、何かにしまったはいいが、そのまま捨ててしまったのではないか・・・と思うと、正直焦った。

メモリーカードには、何年分もの旅写真もあるし、母校の写真もあるし、その他おそらくもう撮れないであろう写真もたくさんあった。

中々行けない旅先での写真など、特に。

恐山や、屋久島、礼文島、軍艦島、などは、いつまた行けるか分かったものじゃない。

 

もし、捨ててしまっていたら、その何年もの貴重なデータが一気になくなってしまったことになる。

中にはPCに保存してある写真もあったが、カード内でそのままになっている写真も多数。

 

なまじ、どこかにしまったばっかりに、こんなことになるのなら、しまわなければよかった・・・・そのままにしておけばよかった・・などと思うと、実に重苦しい気持ちになっていた。

しまわないで、仮にバラバラで存在してたとしても、目に入る位置にそれらのカードがあったら、間違っても捨てることはない。

だが、何かにしまってしまった場合・・・中身を確かめないで捨ててしまった可能性も・・・・いや、そんなことはないはずなのだが、何かの拍子に誤って捨ててしまった・・なんて可能性も出てくる。

 

心当たりを探してはみたものの、見当たらなかった。

 

諦めかけていたところ・・・空き缶のフタを開けてみたら・・・そこにあった!

よかった・・・。

安堵・・・。

 

救われた・・。

 

救われない思いでいたから、その安堵感たるや、もう・・。

 

 

そういえば

 

東日本大震災で津波に流された家や、倒壊した家に住んでいた人たちが、「これだけは!」と思って取り戻したくて探していたものの中に「写真」もあったという。

ビデオテープだと、デッキがないと見れない。

でも写真なら、その現物があれば、いつでも「想い出の風景」を見ることができる。

写真と言うものは、その人の歴史の1コマでもある。

その写真に映った自分の姿が子供の頃の写真だったり、若かりし頃の写真だったりしたら、それはもう2度と帰ってこない姿。

もう会えなくなってしまった人が写っている写真だったり、想い出の人と一緒に自分がおさまった写真だったりしたら、それはお金では買えない、その人だけの宝物。

写真は、いわば、タイムカプセルのようなものだ。

 

つくづく、写真と言うものの大事さを実感。

特にメモリーカードがあわや紛失しかけた最近、それを実感した。

 

ともかく

 

見つかって・・・・よかった~。

 

私の大切な記憶、そして旅の記録も、無事だった・・・。

 

 

なお、写真は、私の大事な「旅の記憶」のひとつ。

鶴の湯温泉の写真。

 けっこうお気に入りの写真。

 


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