時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

立って歌うか、座って歌うか

2011年10月20日 | 音楽活動

エレキバンドをやっていた時は、椅子に座って演奏するのは考えられなかった。

プロやアマの色んなライブ見てみても、実際、エレキバンドで、エレキギタリストが座って演奏してるのは、まず見かけない。

私が見てきた中では、エレキバンドの中でギターを弾く人が座って演奏してるのを見たのは、たった一人。

ドゥービーブラザーズのジェフ・バクスターだけだった。

そのバクスターにしても、いつも座って演奏してるのかどうかは定かではない。

私が見た時、たまたま座って演奏してただけなのかもしれない。

バクスター以外では、エレキバンドでギターを座って演奏してるのは見たことがない。

だが、アコギユニットとなると話は別。

座って演奏してる人は多数見てきた。

特に印象的だったのは、70年代の拓郎さんだった。

その他にも古井戸の加奈崎さんなどもそうだったし、アマチュアだと多数いる。

私は、アコギを持って歌ったり演奏したりする時は、いつも座っている。

 

こんなこと書いてはナンだが、ビジュアル的にはスタンディングでの演奏のほうが見栄えは良いと思う。

拓郎さんにしても今はスタンディングだし、少し前にみた加奈崎さんのライブでも、最近の加奈崎さんはスタンディングでの演奏だった。

ディランだって、ごくごく若い頃の映像では座って演奏してる映像は見たことがあるが、それ以外では若い頃からスタンディングだった。

ならば私も、エレキだけでなくアコギを持ってる時でもスタンディングでの演奏にすればよさそうなものだ。

正直、椅子に座っての演奏は、演奏する店がどういう環境か、どういう椅子を用意してるかで、演奏しやすい時と、演奏しにくい時がある。

私が一番苦手なのは、足が床につかない、高さのある椅子。

そういう椅子は、足が床につかない代わりに、椅子の途中に「足置き」みたいなのがついている。

こういう椅子が一番演奏しにくい。態勢が安定しない気がするのだ。

そんなことを考えると、はなから椅子など眼中にない、スタンディングでの演奏をいつも心がけたほうが早い。

スタンディングなら、店がどんな椅子を用意していようが関係ないし、椅子を使わない以上、椅子の座り心地に演奏が左右されることはない。

 

だが、・・・どうも、アコギでは椅子に座っての演奏に慣れてきてしまってるので、中々スタンディングでライブに立たないでいる。

座って弾くのと、立って弾くのでは、ギターを抱える態勢が違うし、肘や手首や指などとギターとの接触角度が微妙に違ったりする。

エレキと違って、ボディの深さも影響する。エレキはおおむねボディは薄いが、アコギはボディが深い場合が多い。

そのボディの薄い・深いの差も、演奏には影響する。

その違いは微妙ではあるが、楽器を弾くのはデリケートなものなので、その微妙な角度の違いは、弾き手にとってはけっこう大きい。

 

安定感では、座って弾く方があると思う。でも、見た目的にはスタンディングのほうが良い。

それが私の見解である。

 

以前、ある店での時代屋のライブで、一度だけアコギを持ってスタンディングで演奏したことがあるが、どうもうまく弾けなかった。

普段座って演奏してる人が、スタンディングでの演奏に切り替えるには、ある程度練習が必要なのだ。

ぶっつけ本番でやれないこともないが、それだと、いきなりなので、どうも弾き心地の勝手が違って、うまく弾けない個所が出てきたりしてしまう。

エレキバンド時代はいつもスタンディングでやってたから、私は本来スタンディングにも慣れてるはずなのだが、どうも違和感があった。

エレキバンド時代と、今のアコギ時代で、スタンディング演奏に対してなぜ違和感を感じたのだろう・・・ふと考えてみたのだが、すぐにその違う点は見つかった。

エレキバンド時代は、私はほとんどボーカルはとってなかった。ギターに専念していた。

でも、今のアコギユニットだと、ボーカルもとっている。

その違いかな・・・と思い、それで結論づけようとしたのだが、更に思いだしてみると、学生時代にエレキバンドを組んでた時、私は歌ってたこともある。

 

・・となると、少なくても私にとっては、エレキかアコギか・・というギターの種類の違いによるものなのかなあ・・。

 

いや、でも、座って演奏するのと、立って演奏するのでは、肘や指とギターとの接触角度が違うという点では、エレキもアコギも同じ。

 

そうなると・・・

 

やはり、「慣れ」なんだね。

 

 

そう思って、先日、家で、アコギにストラップつけて、スタンディングで弾き語る練習をしていた。

だが・・・

1時間くらい練習してただろうか、ある時、エンドピン側で妙な音がした。

と思ったら、ギターのボディ側が床に落ちようとした。その瞬間、条件反射的にギターを抱きかかえ、落下は防いだ。

一体何があったのだ、もしかしたらエンドピンからストラップが外れたのか、それともエンドピンが抜けたのか・・・と思って見てみたら・・

ストラップのバックルが・・割れてしまったのだった。

弾いてる時、特に窮屈だったわけでもないので、サイズの問題ではない。

しばらくストラップを使ってなかったから、経年変化によるストラップのバックルの「疲れ」に気づかなかったのかもしれない。

もう相当前に買ったストラップだったので、バックル部分が、弱っていたようだった。

つくづく、このアクシデントが、ライブ本番中じゃなくてよかった。

 

やはり、スタンディングで演奏するなら、スタンディングの練習をしておかないとダメだね。

こんなアクシデントもあることを考えると。

 

 てなわけで、あらためてストラップを買ってきました。

 

 


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