時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

いじめの記憶

2012年09月23日 | 懐かしい系、あれこれ

いじめによる不幸な事件のニュースが多い。

いじめは今に始まったことではないが、ここんところ、いじめによって引き起こされた事態が大きくクローズアップされ、盛んに報道もされ、いじめ問題に対する世間の関心は非常に高まっている。

いじめの内容が、エスカレートしているのだ。

私の小中学校時代には・・・いじめは無かったとは言わないが、ここまでひどくはなかった。

せいぜい、ほどほどの村八分くらいか。まあ、それはそれでしんどくはあるけど、体に直接危害を加えるようないじめはなかった。

私自身に関して言えば、小中学校時代、私はこれといっていじめられた覚えはないし、また、誰かをいじめた覚えもない。

仮に私自身が気づかなかっただけなのかもしれないが、少なくても今事件として報道されるような事態はなかった。

もちろん、ケンカらしきものはあった。以前このブログでも書いたが、ケンカ友達みたいな奴もいたし。

また、いじめとは別に、悔しい思いをすることはあった。

それはいじめとは別の次元で、例えば運動会で負けて悔しいとか、そういうシチュエーションだった。

運動会で・・・例えば「かけっこ」などの競技の場合、去年遅かった子は、今年も遅かった。

去年速かった子は、今年も速い。

特別な事情でもないかぎり。

なので、リベンジは難しかった。

まあ、野球、騎馬戦、玉入れなどの団体競技は毎年違う結果も期待できたけど、かけっこなどのような個人戦は、毎年結果は似たようなもので、去年勝った子は今年も勝ち、去年負けた子は翌年も負けた。

こうなると、負けた子にとっては、対戦者が毎年あまり変わらない以上、その競技は捨てるしかない・・というか、諦めるしかなかった。

かといって、その競技で負けた子だって、「勝ちたい」という欲望はある。

すると、別の競技、もしくは別のジャンルで勝利を目指すしかない。

で、その「別の競技、別のジャンル」が、特定の競技で毎年勝つ子にとって苦手なものであれば、それこそリベンジになる。

で、特定の競技でいつも同じ子に負かされてる子が、得意なジャンルを見つけ、そのジャンルが将来にも展望が開けそうなものであるなら、最高である。

ケンカが強い子に、いつも負かされたり、いじめられてる子には、ぜひそういう得意なジャンルを見つけてほしい。

家から外に出て、特定の級友(友・・と言えるものかどうか・・)にいじめられるのなら、家にこもってたっていいと思う。

外に出て級友とからむことで辛い思いをして、それが悲惨な展開になって悲劇的な結果に繋がってしまう危険性があるのなら、家にいたっていいと思う。

そんな時間を過ごすなら、たとえ家の中で孤独な状態であっても、得意なジャンルを伸ばすことで、それは将来進学した時や、大人になった時に大いに役立つかもしれないのだ。

そうしたら、その得意なジャンルでリベンジだってできるかもしれない。

ケンカが強かったり、徒党を組んで特定の子をいじめる「いじめっ子」にとっては、それがその子の得意ジャンルなのだ。少なくても、その子の現在の活動範囲や交際範囲の中では。

だから、そういうのが苦手な子は負けてしまうのだ。

だが、その「いじめっ子」は、例えば算数は苦手かもしれない。パソコンは苦手かもしれない。絵の才能なんてカラッケツかもしれない。文才なんてないかもしれない。音楽の才能なんてないかもしれない。語学が苦手かもしれない。ゲームは苦手かもしれない。苦手なスポーツだってあるかもしれない。

どんなジャンルも得意・・・そんな子は、まずいないはず。

なので、いじめっ子が不得意なジャンルを、もしいじめられっ子が得意なのであるなら、その得意ジャンルで強くなるのだ。

そうなれば、「得意なジャンルがある」ということを、心の支えにしてほしい。

で、そういう「心の支え」を糧にして・・・・強くなってほしい。

精神的に。

いじめっ子に対抗するには、強くなるしかないのだから。

体力的に不利なら、せめて内面的に、精神的に強くなってほしい。

 

負けるな、いじめられっ子。自殺・・・なんて、いつでもできる。でも、一度それをやってしまったら、もうリセットは、きかないのだ。

生きていればこそ、お気に入りのゲームソフトの新作だって出るし、それで遊ぶことができる。

生きていればこそ、大ファンのシンガーの新曲やコンサートにもいける。

生きていればこそ、君の感性に訴えかけてくるコミックや映画にだって出会える。

生きていればこそ、まだ行ったことのない場所に旅する機会だってある。

生きていればこそ、今はまだ知らない「楽しみ」を、見つけることだってできる。

生きていればこそ、好きになれる異性をも見つけられたりもする。

生きていればこそ、いずれ話の合う友達を見つけて、増やしていくことだってできる。

生きていればこそ、知えうことができることもあるし、出会いがあるのだ。

生きていればこそ、リベンジだってできる。

生きていればこそ、未来もある。将来の可能性もある。若いんだから。

 

いずれ進学したりして環境が変われば、周りにいる人たちの質も変わる。

得意なジャンルを見つけ、磨き、将来にかけてほしい。未来は、時間は、あるのだから。

そして、将来、子供時代にいじめた奴を見返してやる・・・という気概を持って、強くなってほしい。

もしも君が将来成功して、かつて君をいじめた奴らがくすぶっていたら、雲の上から笑ってやるつもりで。

いや、案外そういう時に情けをかけてやったら、かえって相手にはこたえるかもしれない。

 

今は辛くても、その辛さの体験は、きっと心の武器になる。

ロールプレイングゲーム風にいうなら、心の防御力があがるようなものだ。それは経験値として、レベルアップにつながるはず。

得意のジャンルを伸ばしてレベルアップすれば、新しい呪文(技やスキル)を覚えることだってあるはず。

強くなるしかないのだ。

 

だから

 

なるべく自殺という方法を選ばないでほしいと思う。

 

 

 


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