またこういう本を買って読んでしまった。ついつい。
コンビニでこういう本を見かけると、どうも気になってしまい、衝動買いすることが多い。
この本もそうだった。
どうも私は離島についてあれこれ書かれた本が好きみたいだ。
それは、私がいつも離島に関心を持っているからなのだろう。
離島は、隔離されたような環境だし、そのせいか独自の風習があることが多いし、生態系でも固有種の動植物が生息する例も多い。
ある意味、同じ日本でありながらも、小さくても独立国家みたいにも思えることもある。
小さくても、個性にあふれていたりもする。
そんな点が好き。
日本には実に多数の島があるし、島国である日本はそれ自体が大きな離島みたいなものだ。
日本は、多数の離島からなる、離島の合衆国みたいなものなのかもしれない。
普段中々行けない離島の中には、いつかなんとか行ってみたいと思える島は多いし、情報量の少ない離島の中にはどこか神秘的に思える島もある。
私がこれまで行ったことがある離島で、今も印象的に覚えているのは、礼文島や利尻島、伊豆大島、神津島、佐渡、能登島、宮島、軍艦島、屋久島、種子島、沖縄など。
だが、行ったことがない島で、いつか行ってみたい離島はまだまだたくさんある。
その数は相当なものなので、このままいくと一生かかっても全部は行けないだろう。
だからこそ、こういう本には惹かれてしまう。
私同様に離島ファンは、こういう本を読んだら、ますますあちこちの離島に行ってみたくなるだろうなあ。
離島に惹かれる人は、けっこう多いのだろう。
だから、離島に関するこういう本がたびたび出版されるのだろう。
これまで、こういう本で紹介されてきた離島の中には、あまり大っぴらに風習を伝えないほうがいいような島もあった。
そんな秘密めいた部分があるのも、離島の魅力に思えたりもする。
こういう本では、取り上げられる離島は、けっこう「かぶる」ことが多い。
なので、いっそ、他の「離島本」とはかぶらないような離島を中心に取り上げる本など、出てほしい。
例えば、軍艦島などは、離島系の本では何度も取り上げられるしね。
まあ、他の離島本では中々取り上げられてこなかった離島ほど、取材に行くのは大変なのだろうけど・・。