引き続き集団自決跡地へ、
谷間を下っていきます。
といっても石碑の入り口からは、
何時間も歩いたというわけではありません。
10分から15分程度だと思います。
前回アップロードした画像をご覧になっていただければ、
普通に歩ける感覚ではない場所だということが、
十分に理解してもらえるかと思います。
時にはハブに気を付けながら岩に手をついて、
時には木につかまりながら、
じっくりゆっくりと降りていきます。
そうこうしているうちに、
小さくて細い沢があることに気付きました。
少しだけ水が流れているんです。
魚は生息できませんね、こんな水量だと。
地元の栃木だと、こういった場所にはサワガニがいるのですが、
渡嘉敷島にはいるのでしょうか?
ちょっとわかりません。
それに沢はここだけではなく、ほかにもありました。
上記の画像は別の沢ですね。
正直言って、
どこが実際に集合して自決した場所なのか、
現地に直接踏み込んでみても、
特定することができませんでした。
前述の通り、
元々わずかな情報しか持ち合わせていませんでしたから…
自分は石碑の裏から谷間沿いに降りていきました。
雨が降れば流れるといったような、
水のない渓流といった感じのルートを、
独り黙々と下っていきました。
上記の画像にあるような小さな沢の流れが、
だんだんと合流していき、
下流になるにつれて水量が増していき、
やがては海に続くのでしょう。
集団自決があった場所というのは、
ピンポイントで特定できませんが、
たぶん、このあたりだと思われます。
この谷間こそがその場所であり、
フィジガーであることを勝手に判断して、
降りるのをやめました。
石碑を出発したのが午後1時過ぎ。
腕時計を見ると午後1時20分ぐらいでした。
次回以降に続きます。