いつの間にか忘れていた過去の写真とかが出てきて、
うれしくも懐かしい経験ってありませんか?
自分も最近、そういったものが出てきましたので、
暇つぶしに1990年代の沖縄風景をアップしていきたいなぁ~と思います。
1990年代の沖縄旅行はいろいろな手段で楽しみましたが、
この時はアホみたいに那覇から海洋博公園がある本部町へ、
そして本部から糸満の喜屋武岬まで、
マウンテンバイクで沖縄本島をほぼ縦断しました。
その時はまだ20代中盤で体力的には少し自信があり、
スケジュール的にも競技会じゃないんだから、
それなりに余裕をもってやってみました。
今はもう、無理かな…オッサンになっちゃったし。
自動車だと2~3時間で行けるぐらいかな?
渋滞とかにハマらなかったらもっと速いかもしれません。
もちろん、いくら沖縄は狭いといっても、
一日で走破はできません。
3泊4日でしたね。
しかも梅雨明け早々の6月下旬…
それでもクソ暑さが身に染みるような季節です。
1日目は那覇から恩納村へ
その当時は友人が那覇で暮らしていましたので、
分解したMTBを宅配便で送りました。
料金が5800円もかかったのを、20年後の今でもはっきりと覚えています。
今はいくらなのかな?
沖大の近くのアパートから元気に出発…
ていうか、最初からとてつもない試練が待っていました。
那覇や首里って、台地だから坂が多いんですよね!
とりあえず北に進みつつも,
国道58号線を目指そうと浦添市方面を走りましたが、
なんせ上り坂が多くて多くて…
バテバテでしたね。
暑いから途中で歩いたりもしたし…
それでも建設中だったゆいレールの橋桁をかわしかわし、
結局は宜野湾市あたりで国道58号線に合流できました。
当時は携帯電話は普通にあったものの、
現在のようなスマホはありません。
従って自転車用のナビやグーグルマップなんかありませんので、
地図帳や道路標識を目印に走りました。
だからどういうルートを具体的に走ったのか、
ちょっと思い出せないです…ハイ。
国道58号線に入れば、
あとは道なりに行くだけです。
北谷→嘉手納→読谷と真栄田岬へ。
ここら辺は米軍基地があるから独特の雰囲気ですね。
自分は飛行機オタクだから喜んで嘉手納基地周辺で休憩し、
飛んでる戦闘機やら輸送機やらをずっと見てました。
次の休憩は真栄田岬。
あの辺だと残波岬のほうが有名なのですが、
58号線からはちょっと離れてしまうんですよね。
こちとら朝から自転車ですから、
ただ単にあまり離れない真栄田岬を選びました。
読谷→恩納村へ。
今までは陸地ばっかりなのですが、
恩納村あたりから海沿いなんですよね。
坂もほとんどないから暑くても快適でしたね!
ほんと、海岸線に沿ってですから、心地いいったらありません!
ま、百聞は一見に如かずですから、
興味のある方はレンタサイクルでもママチャリでもいいですから、
一度走ってみてくださいな。
その時は暑さや日焼け対策もお忘れなく…
恩納村で一泊。
なんだかんだして午後5時ぐらいになってしまいましたので、
ここらで泊まろうと思いました。
予定通りいくかどうかわかりませんでしたので、
最初からホテルとかの予約なんてしてません。
「スマホで簡単!当日予約もできます!」なんて便利なものもありません。
もっとも、恩納村あたりのホテルはリゾートホテルばっかりで、
一人で泊まれるビジネスホテルみたいのは、
多分なかったかと思います。
今は知りませんが…
そこで目につけたのはキャンプ場!
これについては事前に調べておいて、
自転車移動だから装備も必要最低限にして持っていきました。
瀬良垣ビーチというところに辿り着きます。
上記の画像は瀬良垣ビーチのキャンプ場で撮った写真です。
ま、デジカメじゃないし、
特に写真撮影を趣味としているわけではないので、
単なる記念にとタイマーで適当に撮りました。
だから画質等のテクニックに関してもあまり興味はございません。
会社の同僚からカメラを借りただけですので悪しからず…
瀬良垣ビーチはキャンプ場を併設するビーチで、
車一台ぐらいしか通れないような石橋を渡っていく、
小さな小さな島って感じです。
近くの万座ビーチよりは知名度が若干劣るかもしれません。
でも万座ビーチって人工的なものなんですよね。
瀬良垣ビーチは違います!(と思う)
食堂やらシャワー室やら施設に入ると、
なんか、こう、いわば昭和の雰囲気って感じでした。
カッコよい表現だと、まぁ、ノスタルジックとでもいいましょうか…
あ、自分はそういうの嫌いじゃないです。むしろ好きかも…
夏休み前、しかも平日だったので、お客さんは自分一人です。
だから場所は選び放題!
波打ち際ギリギリの松林の下でテントを張りました。
そして画像のように座ってはボーっとして、
場所を変えてはまたボーっとしてを、
日が暮れるまで海を眺めていました…
いや、ホント飽きないんですよ!
マウンテンバイクで走り続けたからかな?
夜になるとそこの食堂はやっていないので、
またマウンテンバイクで近くの居酒屋へいって、
沖縄そばとかはもう十分食べたから、
ラーメン屋やチャーハンやらを食べてました。
ただ、自分はお酒を飲みません。
みんなで居酒屋へいくことはありましたが、
一人で行くのは生まれて初めてでした。
小心者だから何かお酒を頼まなければ!
と勝手に思いこみ、
飲みもしないのに生ビールを一杯だけ頼みました。
ま、当然のことながら飲んでませんけどね…
自転車だから飲酒運転にもなるしね。
ラーメン屋とか定食屋みたいのがなかったんですよね、
その当時の瀬良垣ビーチ近辺は…
観光客向けの居酒屋みたいのしかなかったような気がします。
お腹も満足してビーチのキャンプ場に戻ってからは、
真っ暗なビーチでボーっとしてました。
前にも書いたとおり必要最低限な装備なもので、
照明は小さなフラッシュライトしか持っていません。
だから何もできないんですよね、暗いから。
現在のキャンプ場みたいな、
至れり尽くせりな設備なんてものもありません。
ま、自分はそれを承知の上で泊まってますから別にいいですけどね。
囁くような波打つ音を聞きながら、
また、向かって左に見える万座ビーチホテルの夜景のなかで、
きっとはぐくまれているであろう、
カップルのイチャイチャを妄想しながら、
その日は眠りにつきましたとさ…
まだまだ書きたいことはありますが、今回はこの辺にしておきます。
追伸
2019年現在の瀬良垣ビーチには、
とってもオシャレなリゾートホテルが建っちゃいましたね。
自分はネットの画像でしか見たことがありませんが、
それを見る限りキャンプ場はなくなっちゃいましたね。
リゾートホテルは個人的に避ける旅行を今でもしていますので、
いつできたのかもわかりませんし、
ことさらネットで調べる気もありませんが、
なんかさみしいですね、
思い出の場所がなくなっていくのが…