沖縄BAR Owl日記(裏バージョン)

沖縄県那覇市久茂地にある県内初のフルーツバー「BAR Owl」。
日々の出来事や感じた事を紹介しま~す!!!

怖い話を・・・・・・。 終 (長文)

2010年11月17日 | BAR Owl日記
半年後の真夜中の3時・・・・。



寝室にAさんの着信音が鳴り響きました・・・・・・。



「・・・・Aからだ・・・!!」



着信音を聞いたSさんは慌てて携帯を手に取り、通話ボタンを押しました・・・・。



「もしもし!!!・・・Aちゃん!!!」


電話の相手はAさんの旦那さんでした・・・。

かなり緊迫した状況らしく、すぐに家に来てほしいという内容でした・・・。



Sさんは嫌な予感がしたそうです・・。


Sさんは旦那さんのTさんを連れ、Aさんのマンションへ急行しました・・・。


チャイムを鳴らすとAさんの旦那さんがドアを開けてくれました・・。

まず驚いたのは、Aさんの姿でした・・・。

やせ細り、ほとんど骨と皮になったAさん・・・・。

同じく、疲れ果て、顔色の悪いDさん(Aさんの旦那さん)・・・。

Sさん夫婦は、何かが起こったのだと察しました・・・。




「・・・何があったの・・・・。」








充血した目のDさんが、ポツリポツリと話し始めました・・・・。










最後にSさん達に会って、1ヶ月を過ぎたあたりから・・・・・・・








毎晩寝室の隅にハッキリと「女の人」が見えたそうです・・・・。










「・・・カエシテ・・・・カエシテ・・・・・」







泣き声に混ざり聞こえてきた言葉でした・・・。





その事をAさんから聞きましたが、Dさんは信じられなかったそうです・・・・。


思い起こせば、Aさんはその頃から徐々に体調を崩してきました・・・。


日に日に弱ってゆくAさん・・・。


たまりかねたDさんは、知人に頼み、その道で有名な「ユタ」を
紹介して貰いました・・・・。





「・・・・生きている・・・「女性」・・・・?・・・このままでは奥さんは死ぬよ。」





会った瞬間に言われたそうです・・・・。



半信半疑だったDさんは鳥肌が立ちました・・・・。



「ユタ」の話では、「女性」は日によって、笑ったり、泣いたりするそうです・・・。



DさんがAさんに気を使って、優しくしたり、心を傾けている時・・・・。

「女性」が泣くそうです・・・・・・。


逆に・・・


Aさんと口論になった時、Aさんが体調が悪くなる時・・・・・・。

「女性」は腹を抱えて笑うそうです・・・・。




Dさんは酷くショックを受けたそうです・・・・。









「・・・・・・「黒い痣」・・・・・心あたりはないか?」








息を呑みました・・・・・。





しかし・・・・

いくら思い返しても、Dさんには覚えはありません・・・・。








酒癖が悪く、母やDさんに手を上げる父・・・・。

複雑な環境で育ってきたDさんは、「理想の家庭」というものを

強く思い描いてきました・・・・。






当然の如く、浮気は一度もした事はありません・・・・。





「ユタ」に礼を言い、その日は帰りました・・・・。















そして・・・


















今日・・・Aさんに異変が現れました・・・・。























「ギャはははははは・・・・・・・・・」












おぞましい笑い声だったそうです・・・・。









飛び起きたDさんは・・・








恐怖で凍りつきました・・・・・。









部屋の隅で・・・・・・












顔は泣きながら・・・・




















笑い転げるAさんを見つけたからです・・・・・・。

















Dさんは、慌ててAさんをゆすり起こしたそうです・・・・・・。 











目を覚ましたAさんは・・・・・


泣きじゃくりながら・・・・


別れてほしいとDさんへ懇願しました・・・・・・。







突然のことで困惑したDさんは、Sさんへ助けを求めました・・・・。


















その後、何度も話し合いを重ねましたが・・・・




夫婦は別居・・・・



籍はそのままで、Aさんはしばらく実家で暮らすことになりました・・・・・。



















それから3年後・・・・・・・

















元のように元気になったAさんから連絡があり、

いつものCafeでお茶をする事になりました。





妊娠5ヶ月目。





Dさんとの子供です。


1年前にまた夫婦で暮らすことになり、幸せな毎日を送っているそうです。


気を使っているSさんを察してか、

「引っ越したら、見なくなったよ。」

と、Aさんは笑顔で言い、本当に幸せいっぱいだったそうです。




















後日談・・・・・・・。




















「黒い痣」























別居したことに納得のいかないDさんは、

それから何度も「ユタ」に会いに行きました・・・。


2回・・・3回・・・・・


通うごとに全貌が見えてきました・・・・・。




Aさんを襲った「女性」は生霊・・・・。


かなりの念が罹っていたそうです・・・・。





「黒い痣」






Dさんは、探し続けていました・・・・・。






「・・・・・この「女性」は・・・・・死に掛けているね・・・・・。」






ある日、「ユタ」が言ったそうです・・・・・。






数ヶ月後・・・・。







会社の健康診断で、Dさんの部下が検査に掛かりました・・・・。







「皮膚癌」







公私共に、長年Dさんを支えてきた、Dさんの右腕とも呼ばれる存在・・・・・。





幸い発見が早く、命には別状はないのですが、暫く入院することに・・・・・。








お見舞いに来たDさんに「部下」は甘えた声で言いました・・・・・・・・。















「みんなで行った温泉で気が付かなかったんですかぁ~・・・・!!!!」
















社内旅行で行った温泉・・・・・・・。















「?・・・・いや・・・・何をだよ?」














「これを見てくださいよぉ~!!摘出する前に記念写真撮ったんですよぉ~!!!」


















Dさんの顔が青ざめました・・・・・・。

























「黒い痣」の写真・・・・・・・・・・。


















Dさんの右腕は・・・・・







































紛れもなく「男性」でした・・・・


















「せっかく余興でAYUのコスプレする予定だったのにぃ~!!
傷物になっちゃったよぉ~!!」






















ヒーーーーーーーハーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!





















眠い・・・・・・・・・・


http://barowl.ti-da.net/























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする