大判を始める前は、長い間ペンタックス67を使っていた。新品で購入しボロボロになるまで使い、その後67Ⅱ買い替えてしばらく使っていたが、交換レンズ共全て処分して、現在は新品を7万で買った大判のタチハラフィルスタンド45のみとなっている。ペンタックス67はオールラウンドに使えて画質も良かったが、645より更に被写界深度が浅い為、絞るとシャッタースピードが遅くなり、横走りのシャッターブレでピンが甘くなることがあった。645にすればどうっだったかといえば、67より本体、レンズ群の値段が高く猫も杓子も645なのでそれは避けたかった。しかし67は手持ちで普通に撮れるため随分と重宝した。タチハラの4×5にしてからは、大判で撮れない状況の時は中判で素早く撮りたいと思うことがあるが、中判を持ってしまうとやはり中判は楽なので大判の出番が減ってしまうだろう。という訳で当分は中判には手を出さないようにしている。では何故に大判にこだわるのかといえば、35mm判や中判に無い世界があるからだ。やってみないとわからないがこれが面白いのだ。それに大判は以外に価格の幅があり安く揃えようと思えば15万円位で一式揃う。レンズはコンパクトでどのメーカーのものでも装着可能も魅力のひとつ。但しズームレンズは無い。そういえば90年の歴史を誇るドイツのレンズメーカーのシュナイダーの日本代理店が、本庄からマミヤに変わったようだ。現在持っている210mmをニコンからイメージサークルの大きいシュナイダーに替えたいなと思っているところである。
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