北へ

休暇を取って北海道に行ってきた。
今回は勤続ウン十年のクーポンの有効期限が迫っていたので急いで旅行を計画した。つまり旅費は自腹じゃない。
従ってちょっと贅沢をとブルートレインの北斗星に乗って、しかもロイヤル個室で札幌に向かった。
個室に入ると給仕がボトルのワインとウイスキー「ROYAL」の小瓶、氷入りのバケットを持ってやってきた。
一杯やってベッドに寝っころがって、車窓に通り過ぎる闇の風景を灯りを消して眺めてみると不思議な感覚を覚える。
たぶん、こういう状態で車窓を眺めることがない為であろう。個室の内装は、昭和の雰囲気が色濃く残っていた。
明け方、静かになったのに気がついて外を見ると、青函トンネルの中だった。ロングレールのせいか静かで揺れもなくなりスムーズに走っている。
青森駅でスイッチバックした為、逆向きに走っている。
トンネルを抜け北海道へ上陸。札幌には昼前に到着。テレビ塔と時計台に寄ってから丘珠空港からサーブのプロペラ機に乗って、釧路へ飛んだ。
釧路で、レンタカーを借り、先に宅急便の営業所留め置きで送った、カメラ機材と着替えなどの約45kgの荷物3つを受け取り撮影旅行が始まった。

写真は最後尾の車両からリコーGR-DⅢで撮影。