汨羅の観察人日記(一介のリベラルから見た現代日本)

自称『リベラル』の視点から、その時々の出来事(主に政治)についてコメントします。

環境問題で中国に遅れをとる日本

2020-10-22 00:34:38 | 国際情勢

報道によると、中国は二酸化炭素排出量を2060年までに実質ゼロにする計画に着手したそうである(引用:共同通信 2020/10/19記事)。本邦においては、どうせ中国に達成できるわけない等々の斜に構えた意見を言う人が多いのだろう。しかし、二酸化炭素排出抑制による地球温暖化防止という、先進国が唱えている世界の公共的事項を中国政府が対外的に言い出したことに着目する必要があろう。ほんの10年ほど前まで、アジアでこのような事を世界に向けて言えたのは日本だけであったと言っても過言ではない。しかし、ストレスによる腹痛で政権放り投げ×2男である安倍晋三が2回目の首相をやって以降、地球儀俯瞰外交なる意味不明なスローガンを掲げ、外遊してカネをばらまき、対中包囲網を築くというアホな外交に邁進している間、日本社会には世界公共的事項を先導するという気概も実力も無くなり、中国にお株を奪われる事態になったと感じる。アメリカ社会の今の混乱状況を併せて見ると、アジア情勢におけるパラダイムシフトが起きつつあると感じる次第である。

真に日本社会の繁栄を願う者であれば、冷戦期の善悪二元論的安全保障環境の理解から脱することのできない、中韓に対する差別意識丸出しの本邦の自称保守・愛国者達の愚論に惑わされる事無く、このパラダイムシフトが起きているアジア情勢下において、日本社会をどのようにしたら豊かで繁栄したものにできるかということに、脳漿を搾るべきであろう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿