Orangy sky Diary

青空や夕日が大好き♪日ごろの出来事やお花のアレンジの事など、ぼちぼち書いていこうと思います。

マリー・アントワネットのこと

2018-02-01 18:46:38 | 書物についてのDiary

前回の「ベルばら」タンブラー当選つながりなのですが・・。
昨年秋くらいから
ちびちびとマリー・アントワネット関連の本を読んでいます。
1度読んだものの読み返しが多かったのですが
遠藤周作のは自宅にあったものの
未読だったようで
すごく面白かった。

フランス革命の話は、
ベルばらでもとてもよく描かれていたけど、
小学生だった当時は
どうしても実在したアントワネットより
オスカル様やアンドレに目が行ってしまい・・・。

最後の9巻あたりが一番面白いと思えるようになったのは
つい最近・・・。

作者の池田理代子さんは
週刊マーガレットに、
オスカル死後は連載をあと〇回で終わらせるよう言われて
あそこまで短く(でもとても適切でよく描けてたと思いますが)
描いたようですが
バスティーユ陥落後も
すぐにギロチンにかけられたわけではなく
パリに移動したり
亡命を失敗したり
時間的にも結構長く
色々あったんですね。

ツヴァイクの本は
最近話題になった
「怖い絵」の中野京子さんが
翻訳をしており
「マリー・アントワネット運命の24時間」
も彼女のもの。
パリのチュイルリー宮殿から脱出して
ヴァレンヌで捕まるまでの道のりを
スリリングに描かれていて
一気に読みました。
(写真は改題された文庫本)
久々にもう一度読みましたが、
やっぱり面白かった!
おすすめです。

ルイ16世の無能ぶりが
クローズアップされていて
逃亡劇の真っ最中は本当にルイにイライラさせられます。
そりゃ、フェルゼンに行くでしょう、って
つくづく思ってしまう・・・。

でも最近は別の本などで、
ルイは無能ではなかった説もあったりで
歴史って色々な考え方、見方があり、
あっていいんだなと思います。


マリー・アントワネット自身、
かの有名なオーストリアの女帝
マリア・テレジアの子ではあるものの
多分普通の女の子だったんだろうなあ・・・。

ここで長々語る気はありませんが
普通の貴族の娘として育っていたら
普通の幸せな女性として
普通に一生を終われたのかもしれないな、
と思いました。

「レ・ミゼラブル」もそうですが
当時のフランス、
何か惹きつけられるものがある時代です。
タイムスリップできたとしても
当時のパリを見てみたいとは思いませんが・・・。
(なんか、凄まじいニオイがしてそうだし・・・・・)


マリー・アントワネットby ヴィジェ・ルブラン


子供たちと一緒のもの。
生まれたばかりの次女を亡くした悲しみが
空っぽのゆりかごに示されているらしいです。


あどけなさが残る少女時代


こちらはお母さん、マリア・テレジアの少女時代。
すでに何か国をリードしていく凛々しさや力強さを感じます。



マリー・アントワネット 運命の24時間

2012-10-04 12:28:56 | 書物についてのDiary
先日行った「ベルサイユのばら展」
そこで購入したカタログに載っていた中野京子さんの文章の中に著書「マリーアントワネット 運命の24時間」と言うのがあると知り、早速読んでみた。

これは、ルイ16世とその家族が革命後にベルサイユからパリのチュイルリー宮に移されてしばらく経ってからの逃亡劇だが、このエピソードは漫画「ベルサイユのばら」にも描かれている。

ベルばらは大好きだったけど、単行本では10巻中本編9巻のうち、8巻の途中で男装の麗人、オスカルが死んでしまうまでは数え切れないほど読み返したものだったが、最後のマリー・アントワネットが処刑されるまでの話は、そこまで入れ込んでいなかった。
連載中、オスカルが死んでからは10週(週刊誌の)で終わらせて欲しい、と池田理代子さんは編集から言われて描いたらしいが、今、中野さんの本を改めて読んでみると、きっともっともっと描きたかったんだろうな、と思える。

亡命を全面的に計画し、財産も投げ打って手助けしたのは、アントワネットの恋人、スウェーデン人のフェルゼンだった。
この本は本当に面白くて、一気に読んだ。
逃亡の一部始終を見ているような臨場感。
どういった偶然や必然が重なってこうなってしまったかが、手に取るようにわかる。

興味のある方は機会があったら是非!
本当に面白いです。お勧めです!

短くしたとは言え、池田理代子さんも忠実に描いていたのだな~と思った。
でも、漫画では感じなかったけど、この本を読むとルイ16世がかなり嫌いになるかも

昨日載せたアレンジ、今日は天気がよかったので写真撮り直してみました~





おまけ
黄色いてんとう虫が遊びに来てました。