前回の「ベルばら」タンブラー当選つながりなのですが・・。
昨年秋くらいから
ちびちびとマリー・アントワネット関連の本を読んでいます。
1度読んだものの読み返しが多かったのですが
遠藤周作のは自宅にあったものの
未読だったようで
すごく面白かった。
フランス革命の話は、
ベルばらでもとてもよく描かれていたけど、
小学生だった当時は
どうしても実在したアントワネットより
オスカル様やアンドレに目が行ってしまい・・・。
最後の9巻あたりが一番面白いと思えるようになったのは
つい最近・・・。
作者の池田理代子さんは
週刊マーガレットに、
オスカル死後は連載をあと〇回で終わらせるよう言われて
あそこまで短く(でもとても適切でよく描けてたと思いますが)
描いたようですが
バスティーユ陥落後も
すぐにギロチンにかけられたわけではなく
パリに移動したり
亡命を失敗したり
時間的にも結構長く
色々あったんですね。
ツヴァイクの本は
最近話題になった
「怖い絵」の中野京子さんが
翻訳をしており
「マリー・アントワネット運命の24時間」
も彼女のもの。
パリのチュイルリー宮殿から脱出して
ヴァレンヌで捕まるまでの道のりを
スリリングに描かれていて
一気に読みました。
(写真は改題された文庫本)
久々にもう一度読みましたが、
やっぱり面白かった!
おすすめです。
ルイ16世の無能ぶりが
クローズアップされていて
逃亡劇の真っ最中は本当にルイにイライラさせられます。
そりゃ、フェルゼンに行くでしょう、って
つくづく思ってしまう・・・。
でも最近は別の本などで、
ルイは無能ではなかった説もあったりで
歴史って色々な考え方、見方があり、
あっていいんだなと思います。
マリー・アントワネット自身、
かの有名なオーストリアの女帝
マリア・テレジアの子ではあるものの
多分普通の女の子だったんだろうなあ・・・。
ここで長々語る気はありませんが
普通の貴族の娘として育っていたら
普通の幸せな女性として
普通に一生を終われたのかもしれないな、
と思いました。
「レ・ミゼラブル」もそうですが
当時のフランス、
何か惹きつけられるものがある時代です。
タイムスリップできたとしても
当時のパリを見てみたいとは思いませんが・・・。
(なんか、凄まじいニオイがしてそうだし・・・・・)
マリー・アントワネットby ヴィジェ・ルブラン
子供たちと一緒のもの。
生まれたばかりの次女を亡くした悲しみが
空っぽのゆりかごに示されているらしいです。
あどけなさが残る少女時代
こちらはお母さん、マリア・テレジアの少女時代。
すでに何か国をリードしていく凛々しさや力強さを感じます。