GWもあっという間に終わってしまい、あとは夏休みを待つばかり。先は長いな。
GWはいつものように帰省をしてきた。その際、千葉在住の前ちゃんと3~4年ぶりに
ランチをしてきた。お互いちょっと老けたが口々に「変わらないね」とお世辞を言い合いつつ
千葉駅ビルの喫茶店に入る。
近況やら共通の趣味である大河ドラマや紅白、朝ドラの話やらで大盛り上がり。
趣味や好みが近しい人との話はやはりことさら楽しい。
実はこの日の約束を取り付けるのに1か月くらいかかった。もともとLINEをしてもすぐ既読が
つかない人だったけど、更に遅くなっていた。どうしたのかと思ったら新しく迎えた保護猫
が音が嫌いなのだという。先代猫が亡くなり、新しい子を迎えたがこの子は2~3年おきに
3件の家に保護された後、前ちゃん宅に来たのだそう。とにかく音が嫌いでテレビの音は勿論、
生活音がしても嫌がって2階に逃げてしまうのだという。とはいえ2階に1人(1匹)でいるのも
大嫌いで結構面倒らしい。それが保護先が変わりやすい原因にも思えるが、前ちゃんはこの猫の
ため一切音がしないよう息を潜めるように生活してるらしい。だからLINEの通知音も当然
オフなのだろう。凄い覚悟!!!Σ(゚Д゚)犬も猫も一緒に暮らしてみないとわかんないところ沢山ある。
命を預かるって大変と改めて思った。先代の保護先の人達のように合わなければ
また保護猫に戻ってもらうという選択肢はあるし、それがお互いのためと言う事もあるわけだが
前ちゃんはこの猫を一生面倒見ると決めていた。
もともとそうやって気を使ってる方が楽な人だったな。と懐かしく思い出した。
気が付くと周りが気を使ってくれてると語る人がいる。半面ずっと気を使ってばかりで
その方が自分にとっておさまりがよいという人もいる。そうした優しさが変わってなくて
なんだか嬉しくなるひとときだった。
最近は体の硬化が進み、老化を悲しく思う私だったが、この日は自分らしく年をとる事
について考えた。前ちゃんは昔から忍耐強いところも優しいところも頑固なところもある人だったが
年を重ねてそれをうまく組み合わせてパートナーや曲者猫ちゃんと幸せに暮らしている。
変わるところと変わらないところ。合わせ技をうまく使うのが年の功なのだなと。
よい時間だった。
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