「最後の医者は雨上がりの空に君を願う」 二宮 敦人著
「流されるままに生きればいい」。
小さな診療所を始めた医者・桐子は
患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。
一方、かつての同僚・福原は大病院で閑職に追いやられてもなお、
患者の「延命」を諦めない。
別々の道を歩む二人が、ある難病の恋人同士を前に再会を果たす時、
それぞれに壮絶な過去が呼び覚まされるのだった。
残された日々を懸命に生きる患者と医者の葛藤と闘いを描き、
大反響を呼んだ医療ドラマ。
前作からの続編になり、
上下巻で3つの話で構成されています。
前作以上に生と死、
そして二人の医者桐子と福原の過去と現在が交錯し
ページをめくる手が止まりませんでした。
生きるという事。
死を受け入れるという事。
季節は巡り、また8月になりました。